ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: このゲームをプレイしたら死ぬ(この謎にあなたも騙される) ( No.2 )
日時: 2011/07/11 13:38
名前: 前城刹那 ◆cSsNy1w6Kk (ID: iCAwesM8)


第二話「死の眼」

今現在、夢人は、友人の中野 悠(なかの ゆう)の家に居た。

それは、とあるゲームをプレイするためだ。

そのゲームは、1999年に発売した、プレイステーション専用ソフト、

<死の眼>とういゲームである。

昨日、2011年7月10日、夢人の元に一通のメールが届いた。

そのメールには、奇妙なことが書かれていたのだ・・・

「はじめまして。突然ですまない。
 ゲーム好きな君としては、興味があると思ってね。
 死の眼というゲームは知っているかい?
 このゲームをプレイしたら、3日以内に死ぬという伝説があるんだ。
 どうだい?面白いだろ。このゲーム、君にクリアできるかな?」

メールの文章から、相手は夢人のことを知っているような口調だった。

だが、夢人の携帯には、その人のアドレスは登録されていなかった。

だからこそ、奇妙なのだ・・・

「で?俺は、プレ2しか持ってないけど?」

少し広めの悠の部屋。黒い大型のソファに腰掛け、悠はそう言った。

そのソファに腰掛けている悠の隣に、<死の眼>があった。

ちなみに、プレ2とは、プレイステーション2のことである。

「プレ2でも、初代プレステのソフトはできるよ。」

この {できるよ}というのは、遊べるよという意味である。

「ホントに死ななきゃいいけどなぁ〜」

にやけながら、馬鹿にしたような口調で悠は言った。

「そもそも、なんでこんな物のためにムキになるの?いつものやりゃいいじゃん?」

プレ2のコードをテレビつなぎながら、悠はそう言った。

「でもさ、気にならない?それに、このゲームわりと有名なんだよ。
 まあ、ある意味で・・・だけどさ」

そう言うと、夢人は、昨日インターネットで調べた、掲示板を思い浮かべた。

そう、この死の眼には、都市伝説があるのだ。

それは、あのメールにもあるように、プレイしたら、3日以内に死ぬということだった・・・

「はじまるぞ・・・」

悠は、わざとらしく、声を低くしてそう言った。