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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: このゲームをプレイしたら死ぬ(この謎にあなたも騙される) ( No.6 )
- 日時: 2011/07/11 14:56
- 名前: 前城刹那 ◆cSsNy1w6Kk (ID: iCAwesM8)
第五話 「不可解なバグ」
2011年7月14日
ついに、あの日から3日が経った・・・
11日 あの日、夢人は、悠と、死の眼をプレイした。
ところが、ゲームには途中でバグが発生し、結局、その日は他のゲームをして帰った。
今は、5限目の古典。高校一年生の夢人にとって、この教科は一番苦手だ。
窓側に座っている悠・・・いや、寝ているという表現の方が正しいであろう。
結局あのゲームはなんだったんだろうか・・・
死の眼は悠の家に忘れてしまったため、確認することもできない。
謎のメールもよく分からないままだった。
僕にメールを送った人物は誰なのか・・・?
そもそも、死の眼とは、なんだったのか・・・?
特別、重要なことでもないが、夢人は必死に考えた。
非日常的なことにあこがれているのだろうか・・・
・・・ガタン・・・
悠が横に倒れた・・・
(あーあ、これで悠が寝ているのがバレた)
古典の先生は、うんざりしたような感じで、悠の席へ向かう
その時、
「神音くん、ちょっといい?」
教室の後方のドアを開けた担任の先生が、夢人を手招きした。
こうして、夢人は、職員室前まで、連行された。
「な、なんですか…?」
落ち着きながら、夢人はそう問いかけた。
担任は無言でドアをあける。
職員室には、見慣れたツインテールの少女が、椅子に腰かけていた・・・
佐奈だ・・・
夢人は、クエスチョンマークを浮かべながら、小走りで佐奈のところまで行った・・・
「ん?なんで・・・ここにいるの?佐奈?」
夢人は、妹に声をかけた・・・
だが、返ってきた答えは、僕の日常に不可解なバクをもたらした。
「あなた・・・誰ですか?」
ツインテールの少女は、真顔でそう答えた・・
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