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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: welcometo heaven 天国へようこそ:七章完成 ( No.59 )
- 日時: 2011/09/01 22:25
- 名前: 王翔 (ID: Uz7lWEnD)
第八章
「え……?」
レンレンの言葉に、思わず固まった。
えーと、レンと心中したのはレンレン?
本当なのか?
正直、信じられないとしか言いようがなかった。
「私は、負担がかかるから、小人になったのですよ」
「元は人間、なんだな……。でも、何で」
「レンと私は、双子の兄妹なのですよ」
「双子……」
そう言えば、名前が似てるよな……。
とりあえず、レンレンをまじまじと見つめた。
確かに、髪の色とか同じだし……似てなくもない。
「兄妹じゃ、結婚できないよな……」
「はいですよ。でも、死んでここに来てからは、話すこともできないのですよ。私達は、どっちか一人ずつしか存在できないですから」
寂しそうに語るレンレンの様子を見た。
どうにか、ならないかな。レンのことは、正直好きとは言い難いけどこうやってレンレンを見るとやっぱりどうにかしてやりたい。
「あれ? 瀬座、帰ってたんだ?」
奥から出て来たラファンが声をかけて来た。
レンレンの存在に気づき、むっとした表情を浮かべる。
「何で──」
「ラファン! そう言えば、俺の頼み何でも聞いてくれるって言ったよな!?」
「確かに言ったけど……」
「レンとレンレンを別々にしてやりたいんだ。どうにかできないか?」
ラファンは、不満そうな表情を浮かべたが、にこりと微笑んだ。
「分かったよ。そうだね……。方法と言えばアレしかないかな」
「あれ……?」
俺は、首を傾げた。
ラファンは、再び笑う。
「魂の管理者に挑んでみる?」
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