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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ----もう一度、君に逢えたら---- ( No.18 )
- 日時: 2011/08/03 11:49
- 名前: 雅 ◆QU/0I6a5/6 (ID: pUqzJmkp)
-------プルルルルル・・・ッ
「・・・・・っ?!」
突然の電話の着信音に驚いて、私は飛び起きた。
携帯の画面を見ると日付が変わっている。どうやら、あのまま寝てしまったようだ。
-------プルルルルル・・・ッ
もう一度画面を確認する。相手は・・・李香だ。
あれ?この時間ならまだ遊びから帰っていないはず・・・。
「もしもし?」
「あっ・・・・弥生?!どうしよう、どうしよう・・・!!」
電話越しに聞こえる李香の声はひどく震えている。
なんだろう?凄く胸がざわめく・・・。
「李香?何があったの?」
「玲・・・っ、玲也君が・・・っ!!!」
「------っ?!」
その時微かに、電話の奥から救急車のサイレンが聞こえた。
まさかと思ったけど、李香の状態から判断すれば・・・-----!
「李香っ落ちついて!今どこっ?-------分かった。待ってて、すぐそっち行くから!!」
私は、李香から居場所を聞き、家を飛び出した。
------玲也、玲也が・・・・っ---------
5分ぐらい走ったところで李香から聞いたその場所についた。
玲也は・・・いない。やっぱり救急車に・・・・・。
「・・・・・李香っ!!」
その場で呆然と立っている李香に、私は声をかけた。
私の声に気づいてふり返った李香は、私の顔を見たとたん大粒の涙を流し始めた。
「弥生ぃ・・・・・私、っ・・・どうしよう、私のせいだぁ・・・」
そう言ったかと思うと、その場に力なく座り込んでしまった。
「李香・・・、李香は悪くない。・・・何があったの?」
*保留します*
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