ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 鏡の国の君を捜して ( No.185 )
- 日時: 2012/02/12 12:22
- 名前: クリスタル (ID: 3Em.n4Yo)
そういえば結構前に、平気で嘘を吐く、私が一番嫌いなタイプの人がいた。
嘘の笑顔を簡単に作って、話してみても嘘ばかり。嘘の中に真実を混ぜ込んでくるから気持ちが悪い。吐き気がするし、吐いたし。
確か、名前は…忘れた。でも、『国の仕事をしているから儲かるんだよねー。一日で1億くらいー? でも、結構大変な仕事なんだよ。一日が死と隣合わせ☆』と、語っていた。
それが嘘か本当かわからないけれど、とりあえずムカついたから右だけ目潰ししてあげた。さらに右の目玉を抉ってあげた。
そして、一生残るようなケガとなったらしい。その癖に対して痛そうなそぶりをしなかったのがムカつく。『あ、痛い。目が抉れてるかも』と…。
まあ、あんなやつの話しはどうでもいい。あ、犬の糞踏んだ。誰よ、ちゃんと回収してよ。これだから人間は嫌いなんだ。自分も人間だけどね。
「………………………………………」
そろそろ帰ろう。これ以上遠くに行くと、戻れなくなりそうだ。
そういえば、゛レイシー゛って誰なんだろう。
何度頭の中から消しても、すぐに浮き上がってくる。消えない名前。思い出せないなら消えればいいのに。
どうしてこんなに頭から消えないんだろう。
また、あの時みたいに簡単に投げ出せればいいのに。
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ。
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろろ消えろ消えろ。
消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろろ消えろ…。
ダメだ。簡単に消えないみたいだ。諦めよう。
あの、錆びれた(そんなに錆びてないけど)武器屋から、随分遠くまで来たはず。
「ねぇ、まだ着かないの?」
「ガタガタうるさいわ! もっときびきび歩きなさい! うさうさ」
ガタがタダの、きびきびだの、うさうさだの…。人の肩に乗っていながらうるさいウサギだ。