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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 死神は君臨する【クライマックスも間近!】 ( No.195 )
- 日時: 2011/11/06 10:02
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
- 参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm
「北城!」「北城〜」
聞き覚えのある少年の声が聞こえた途端、レイカはその声に向かって呼びかけた。
「遅いよ、けーちゃん、じゅんちゃん!」
しばらく間が空き、とうとう声の主が姿を現した。
「俺は『けーちゃん』なんかじゃねえ!秋山圭太だッ!」
「俺も、そのあだ名は嫌だな〜」
少年——惇也と圭太はそう言って、レイカの前で立ち止まった。
「何で、秋山さんがいるの!?」
沙羅がレイカに問うと、代わりに惇也が答えた。
「昨日、北城達の話を偶然聞いちゃってね…誤解した俺たちに、北城が本当の話をしてくれたんだ。だから、俺たちも北城アカデミーに挑む。それに、女子ばっかりじゃ頼りないから…」
「アハハッ、みるくはそんなひ弱じゃないよー?」
みるくがふざけ半分で言うと、沙羅が厳しい表情で言った。
「いえ、みるく、あなただって立派な『女子』よ?確かに男子がいたほうが、心強いわ」
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