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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 死神は君臨する【クライマックスも間近!】 ( No.201 )
- 日時: 2011/11/10 19:27
- 名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
- 参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm
ダダダダッ、と騒がしい足音が聞こえると同時に、外で待機していた玄次は武装した兵士達に向かって怒鳴った。
「あの子供らを全員、殺せぇぇぇぇ!!」
すると、今まで緊張の糸をピンと張っていた兵士達は、大声をあげながらターゲット——レイカを先頭とした一〇人の少年少女に向かって突進していった。しかし、大人数の兵士も、そのほとんどが血を流し、倒れていった。それは、レイカとエリカが鉈を振りかざし、沙羅が折り畳みナイフで兵士を傷つけ、みるくが持ち前の身体の軽さを利用して不意打ちを喰らわせたからだった。
「凄い…」
惇也が呆気にとられた顔で四人に向き直った。
「そんな事無いわ。ほら、油断していると——」
沙羅が低い声で囁いたその時、倒したばかりの兵士がよろよろと立ち上がり始めた。
「今度は、俺たちが倒すぞ!」
圭太はそういうなり、素早く鉄製バットで相手の足や腕を叩いていった。惇也もそれに習い、兵士が流血しない程度に攻撃を加えていく。
「…だーまさーれたー♪」
ガツンッ
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