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番外編Ⅱ「登場人物秘話」（九分の五）
こんにちは、萌恵です。今日は頭脳明晰な考古学者、山中朱里について語ります——。

　このキャラクターの生まれた理由。それは、とっても簡単です。桐ケ谷殺人事件の被害者として、主人公の父を慕う者として、そして、『過去』を知る人間として誕生しました。ここからは少しネタばれになりますが、準備はよろしいでしょうか？
…ありがとうございます。それでは、ネタばれが大丈夫な方は、この先をお読みくださいませ——。

　北城龍之介、山中朱里、川島竜冶、藤田希白、飯島玄次の五人は、小学生時代、片時も離れない様な仲の良さで有名でした。そして、いつもその中心に居たのが、二人の少女。
麗衣と愛理でした。…ぎゃあああああ!!凄いネタばれしちゃった気がします！ここから先は言えません…すみません。いくらなんでも、このネタばれは凄まじすぎるのでッ。
最後に、山中朱里を表す花は——萩です。花言葉は『思案』。彼はいつも、何らかの形で思案に耽っているのです。勿論、あの世でも。