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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 怖い話 ( No.72 )
- 日時: 2011/08/24 20:29
- 名前: 姫更 ◆YzfOwKZcTg (ID: 19CtFRjf)
- 参照: 最近、寝不足だw
♯7 ストーカーの恐怖
一人暮らしの女性がストーカーの被害に悩まされていた。
何よりも彼女を悩ませていたのが毎日必ずかかってくる無言電話だった。
ある日、我慢の限界に達した彼女は、無言電話にむっかって、
『いい加減にしてよ!気持ち悪い!警察に連絡しますよ!!』
と怒鳴りつけた。
しばらく沈黙ののち、電話は『殺す』という低いつぶやきのあと乱暴にきられた。
怖くなった彼女は急いで警察に連絡した・・・。
さて、その日の夜。
やはり彼女のもとにかかってくる電話。
ただし今夜は無言ではない。
電話口で男が不気味に笑っている。
彼女はすぐ電話を切ってしまいたかったが、警察に逆探知をしてもらう為に我慢した。
男の声はなおも続いている。
どれくらい我慢しただろうか。
突然彼女の携帯電話着信があった。
昼間の刑事からだ。
『いいですか、今すぐその家から逃げ出しなさい』
刑事は緊張した声でそう告げた。
しかし、外ではこの恐ろしい男が自分のことを待ち構えているかと思うと怖くて移動できない。
その様子を感じ取った刑事が続けざまにこういった。
『逆探知の結果がでました!犯人はあなたの家の中から電話をかけているんです!
あなたの家の中にいるんです!』
驚いた彼女は男からの電話をきり急いで部屋から逃げ出した。
そして家の中には電話を切ってもなお響き続ける男の低い笑い声・・・・・
エンド
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