ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 99の扉 −死のゲーム− ( No.6 )
日時: 2011/08/11 00:35
名前: 茉由 (ID: AUvINDIS)
参照: http://nekketusennsei!syousetukakiko

突然映像が切り替わった。

音楽も流れたので皆が反応する。

俺も映像を見た。

 映像には顔を白く化粧した人間が映っている。

顔の大きさなどからして、多分男だ。

『おはようございます。

皆様お目覚めになられたようですね』

 声は機会で変えられている。

部屋にいる人間数名が悲鳴をあげた。

『早速ここに来て頂いた主旨をお話しますね。

【人間】とは理性を保てる生物です。

ですが、それを保てなくなった時、

それらはどのような行動をとるのでしょう』

 「意味不明だ!

早くここから出せよ!

仕事に遅れてるんだ!」

さっきまで黙っていた者達が急に騒ぎはじめる。

『私は実験をしてみようと思い、皆様を招待しました。

勿論、実験料金は支払います。

しかし貴方達を閉じ込めるだけでは意味を成しません』

 俺達は実験台ということなのだろうか。

話しを聞くにつれて訳が分からなくなってくる。

固まって声を発せない。

愁も固まって映像を見つめている。

『そこでゲームをするという考えを思いつきました。

皆様にはそれに参加していただきます。

拒否権はありません』

 ゲーム?

理性を失うようなゲーム。

そんなものは存在するのか?

『では、ルールを説明します』