「それだけ……?」隣にいる愁がつぶやく。俺も思った。 それなら何度も扉に入れば、ずっと生きられるではないか。それよりもこのゲームは本当なのか?何かのドッキリ番組では?しかし本当だとすれば……。簡単に動くわけにはいかない。安全にここから出るには、今は黙っておくのが最善の方法だ。 『では……。ゲーム スタート--------』