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Re: 詩と短編ときっといろいろ ( No.2 )
日時: 2011/08/13 13:44
名前: あゆぴこ (ID: rtfgnWg8)

【海亀のスープ】

ナゾトキでおなじみの話を詩にしました


お腹が空いても食べたくない

目の前には
皿一杯の罪悪感

仲間がすくうスプーンには
したたる綺麗な赤い出汁

暗い暗い暗闇で
響くはスープをすする音



「大丈夫」


仲間が皆で笑い出す

今日の肉は海亀だ——————



お腹が空いて席に着く

目の前には
皿一杯の満足感

スープに突き刺すフォークには
硬くて醜い海の肉

談笑響く暗闇で
響くは自分のすすり泣き

安心して食べた味
それはその後違う味