【海亀のスープ】ナゾトキでおなじみの話を詩にしましたお腹が空いても食べたくない目の前には皿一杯の罪悪感仲間がすくうスプーンにはしたたる綺麗な赤い出汁暗い暗い暗闇で響くはスープをすする音「大丈夫」仲間が皆で笑い出す今日の肉は海亀だ——————お腹が空いて席に着く目の前には皿一杯の満足感スープに突き刺すフォークには硬くて醜い海の肉談笑響く暗闇で響くは自分のすすり泣き安心して食べた味それはその後違う味