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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 詩と短編ときっといろいろ ( No.3 )
- 日時: 2011/08/14 11:33
- 名前: あゆぴこ (ID: rtfgnWg8)
【椿姫】
紅色ドレスを身にまとい
上から目線で眺めてる
汚れてくすんだその靴を
踊り疲れたその脚を
帳消しにするその気品
緋色の口が食べるのは
深紅のワイン
真紅の林檎
美味しくないわと投げ捨てる
高飛車高貴なお嬢様
踊る相手を振り払い
踊る周りをすり抜けて
赤い彼女の前に立つ
掴んだのは林檎
かぶったのはワイン
それを見ていたお姫様
吊り目を開いて驚いた
shall we dance?
呟いても
秀麗姫は気づかない
shall we laugh?
笑いかければ
頬を緩ませ同じ顔
その笑顔に僕は魅了されて——————
テラスまで駆けていこうとしたら
護衛に捕まったというオチにしておこうかとw
美しいものには棘があるんだからそう簡単に触れるかー的なw
友達のお題「魅了」でした☆
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