ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ──†闇色のPessimism†── ( No.2 )
日時: 2011/08/15 23:56
名前: いちご牛乳。 ◆2TKxyO84Mk (ID: /8RPd6Ii)

プロローグ──


4年後…。


7月終わりのことだった。
俺は,好物のコーヒー牛乳を飲みながら,いつものように学校から下校していた。


今日は終業式だった。
校長の有難いお話を30分以上聞かされた上,これでもかというくらいの宿題の量に、溜息を通り超して感動を覚えていた。


なぜ、沢山宿題がでるかというと、来年からは大学受験を控える受験生となるからだ。
俺の名前は月島煉斗。どこにもいる平凡な高校2年生をしている。

今年の4月に転校してきた為、この街で過ごす、初めての夏休みだ。

ここ、京都の街は蝉が、みんみん鳴いている。
俺の前住んでいた、壮瞥は山な上、若干辺鄙なところだった。



今日はこれから,明日からの合宿に使う、バトミントンの羽を買いに行く。
─────合宿と言っても泊まるのは館で、必要なものと言っても、着替えや遊ぶものくらいだろうということになった。


明日からの夏休み、
俺の所属するオカルト研究部の合宿という名目で、
通称、黒魔女の館へと行くことになったのだ。


数年前、
その黒魔女の館で、恐怖の殺人ゲームがあったという噂で、全国のオカルトマニア達の宝庫になっている。


それがなぜか、
副部長である、伊集院清司の権限で、特別に1週間泊まれるということになったのだ。


伊集院清司の家は大層なお金持ちで、家も一回払いで買ってしまうほどだ。


明日が楽しみだな…!



──ぴろりん♪信号が青になりました。


信号機から音楽が流れてきた。
ちょうど、横断歩道が青になったからだ。


横断歩道の先には、
スポーツ用品店がある。
俺は、さっきも言ったように、バトミントンの羽を買わないといけなかったのだ。


俺は横断歩道を渡り、スポーツ用品店の中に入った…。



すると、突然。
俺の視界は暗くなり、口をハンカチのようなもので押さえられた。


うっ……
頭がクラクラしてきた。
そして、俺の意識は途切れてしまった。