ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 伝説の戦い ( No.5 )
日時: 2011/09/03 19:38
名前: コウタ (ID: hoeZ6M68)

シャドウ「・・・」
ヨハネス「・・・」
シャドウ「・・・ここどこだ?」
ヨハネス「俺に聞くな」
シャドウ「即答もほどほどに」
ヨハネス「・・・わーかったよ。森の中だ」

1時間後

シャドウ「・・・」
ヨハネス「・・・ここどこだ?」
シャドウ「僕に聞くな」
ヨハネス「即答もほどほどに」
シャドウ「さっきと同じ会話パターン・・・」

一方そのころ

スージー「あら?どこかしら」
フォルテ「森の中でしょ」
スージー「それくらい分かってるよ」
フォルテ「ひょっとしたら分からないかなと思ってさ」
スージー「黙りなさい」
フォルテ「にょがっ」←ひっぱたかれた



シャドウ「おい、あそこに人影が」
ヨハネス「道聞いてみようぜ」

シャドウ「すいません、この森の」
ヨハネス「わーお美しいお嬢さん!俺ヨハネス。仲良くしようぜ」
スージー「は、はぁ・・・?」
シャドウ「コイツの事はほっといて、それより、抜け道知りませんか?」
スージー「私達も迷っているわ」
ヨハネス(スルーされた・・・)
フォルテ「私達、故郷を襲ったガルンを探しに旅してたんだけど、この森で迷ったの」
シャドウ「奇遇だな。僕達もガルンを追っている」
スージー「そうなの。なら、一緒に旅しましょう?戦友として」
シャドウ「どーする?ヨハネス」
ヨハネス「お嬢さんならいつでも歓迎だぜ!」
シャドウ(こいつ、ただの女好きか)
スージー(ヨハネス・・・と言ったかな、この人、危ない人?)
フォルテ(ヨハネスだっけ?この人いけない人?)
ヨハネス「さー行きましょう!」
スージー「きゃ、ひ、引っ張らないで!」
シャドウ「おいヨハネス!」
ヨハネス「ぐへ!?」←殴られた
シャドウ「申し遅れたな。僕はシャドウ。こいつはヨハネスだ」
スージー「私はスージー。で、この横にいる子は・・・」
フォルテ「フォルテだよ!よろしく!」
スージー「じゃあよろしくね。あ、言っておくけど私達は戦友だからね。特別感情は持たないでよ?」
シャドウ「ふん・・・」
ヨハネス「そんなぁぁぁぁぁぁ」
シャドウ「そんなにへこまなくても・・・」
フォルテ「と、とりあえず真っ直ぐ行ってみよう」

30分後・・・

ヨハネス「切り開けるどころか・・・」
シャドウ「かえって奥へ行ってるような・・・」
スージー「疲れた・・・」
シャドウ「この辺で休憩すっか」
ヨハネス「薪持ってくる」
シャドウ「まあ、ここならいいか」
ヨハネス「いってくる」
フォルテ「あ、私も!」
そういって、残ったのはスージーとシャドウ。
スージー「あのさ、さっき特別感情は持たないでっていったでしょ?あれは、ヨハネスを追い払うために言ったの。だから、貴方は別にいいの」
シャドウ「特別感情が生まれるかどうかなんだけどな」
スージー「ふふ。私なら、貴方をいつでも受け入れられるからね♪」
シャドウ「考えておこう」
スージー「う、うん」
シャドウ「どうした?」
スージー「胸が、苦しい。助けて、シャ・・・ド、ウ」
シャドウ「スージー。待ってて、薬草調合してくるから」
スージー「あ、ありがと、う・・・」

行き先にて・・・

シャドウ「急げ!」
ヨハネス「あれ、シャドウ?どうしたそんなに急いで」
シャドウ「スージーが倒れそうなんだよ」
フォルテ「私、一回戻る。あれは多分、持病だから」
シャドウ「じゃ、まかせた」

こうして・・・
シャドウ→薬草探し

ヨハネス→薪探し

フォルテ→スージーの治療

となった。

シャドウ______
「さて、どいつかな」
手当たり次第に探したが、薬草は簡単に見つからなかった
「おかしいな。昔は豊富にあったのに、魔界の扉のせいか?」
魔界の扉がこじ開けられれば、自然界にわずかな影響を及ぼす。しかし、奥へ行けば行くほどシャドウは不思議で仕方がなかった。わずかといえど、植物が枯れるなんて。
「おかしい。こんなに枯れるはずがない。水も豊富なのに」
木自体は枯れていないが、葉が落ち葉になる寸前だった。季節の植物に加え、一年草まで。
「ち、帰るしかねぇか」

ヨハネス______
「なーんか自棄(やけ)に落ち木が多いな。悪かねェが」
ヨハネスがいる一帯には、焚き火にもってこいな木がたくさん落ちていた。枯れた木変わり、草などがたくさん生えていた。
「ま、いっか」

フォルテ______
フォルテ「大丈夫?」
スージー「あ、ありがとね」
フォルテ「この治療法、シャドウにも教えてあげないとね」
スージー「ヨハネスはやめてよ」
フォルテ「うん。あの人、危ない人だしね」
スージー「たしかに、ね」
フォルテ「そーなんだってぇ!だってさぁ〜」

その後二人は井戸端講義会を開始した。

そして20分後___
シャドウ「帰ったぜ・・・って」
ヨハネス「なんだ?この井戸端講義会は・・・」
シャドウ「暫くの間、近づかないほうがいいかもな」
ヨハネス「そこに隠れよう」

3時間後______
スージー「それにしてもあの二人、遅くないかな?」
フォルテ「確かに」
シャドウ「(ヨハネス、今じゃないか?)」
ヨハネス「(じゃあ、せーので行くぞ。せーの・・・)」
シャ&ヨハ「ただいま」
フォルテ「あ、おかえり!」
シャドウ「待った?」
スージー「いいえ」
フォルテ「あ、シャドウ!スージーの治癒法教えておくよ」
シャドウ「せっかくだからお願いするか」
フォルテ「こっちきて」
ヨハネス「俺にも教えてくれ」
フォルテ「ごめんね。スージーからの頼みで教えれないの」
シャドウ「(あっさり笑顔で言いやがったコイツ・・・)」
ヨハネス「えええええええぇぇぇ」
シャドウ「・・・なんでお前はそこで落ち込む?」
ヨハネス「シャドウ!考えてみろ!この美人に治癒という名のエスコートして恋心をつかむのが男だろ!」
シャドウ「それはどこかの女好き。それかストーカー」
フォルテ「(あっさり言ったね。シャドウ・・・)」
ヨハネス「ひでぇ〜!!」
シャドウ「フォルテ、行くぞ。相手するだけ、時間の無駄だ。スージー、煮るなり焼くなり好きにしな」
ヨハネス「車道のひーとでーなしーーーー!!!!!!」
シャドウ「字、間違ってるから」