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12話『強い者』
・秋池 持久視点


「は?」


今日で何回言ったか分からない「は?」だった。


「勿論☆俺も協力する。
お前はテキトーに俺の後ろ着いて歩いて、
俺がミスったらヘボパンチかませばいいだけど」


言ってること酷くないか?と思ったが、
それよりさらに聞くことがある。


「だから、なんで俺じゃなければならない?
他の奴でもいいじゃないか」


「___なんとなく、だ」


「はぁ?」

なんとなくでこんな目に合って俺運悪いな。


「その為には〜☆」

少し間をおいて、


「そんな悪い神々と戦って勝たなければならない」

「は…ぁ?」

戦うて。

「【ヘル】では強い者が絶対なんだよね」

「はぁ………」

もうついていけん。


「…どうせ協力しないと帰れないんだろ」

「勿論☆」


こいつ、むかつくな。


「あっ、でも、ふざけないで真剣にね☆

そんな心構えだと____


2秒で氏ぬよ?」