ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 怖話依存症 ( No.62 )
日時: 2011/10/23 13:53
名前: セレビィの悪雄 ◆ha8Lm.0dKo (ID: oSsw04AE)

* 続き *




私は目が覚めた。


ここはどこだ?
あ、私鏡に吸い込まれたっけ。






・・・・・・・わぁ

すごい、綺麗な街。

柄が綺麗なショップも!

わぁドラえもんだあ!!!

すごいすごい!

私は小6.今は高校2年生。

なら、今は2016年!

大人だぁ。

私の家は・・・・あそこかな。

家は変わってないな。

私は自分の自宅に入った。


「ただいま〜」

誰も返事がこない。

「お母さん?お父さん?」

私が言うと私とそっくりな人が話しかけてきた。


「あなた・・・誰?」


私はきいた。


「山本美菜」

・・・え?
私と同じ名前だ。
でもすっごい美人。名前はすごい偶然だな

「あなたの未来の私よ。」

え?

これが未来の私?

美人になってる!!
すごい!!!

「あの・・・私のお母さんとお父さんしらない?」

「死んだよ」


・・・・・は?
やだ、嘘だ。
死んでいない。お母さんとお父さんは生きてる。

「まった嘘なことを〜」

「本当だよ。一年前に死んだ」


やだ・・・そんなこと言わないで。


「嘘だって言ってよぉ!!!!!」


私は涙を流した。
死んでない。
こんな未来ヤダ!!!

--------


私は元の世界へ戻った。

頭にも残る。

「死んだよ」

あの子が言ったことは絶対に嘘。


あんな未来なんて_____


---------5年後----------

私は高校2年生。

私は今一人暮らし。

前、未来を覗いたときあの子が言ったことは本当だった。


私のお母さんとお父さんは病気で死んだ。


思い出しただけで涙が止まらない。

未来なんて覗かなければ良かった____。


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「未来なんて覗かなければ良かった」

と、彼女は今でも後悔しています。

未来が覗きたいと思う気持ちは人間の性。

私は覗きたいと思ったことは無いですねぇ。

貴方は覗きたいですか?

覗きたいなら、彼女のようになるかもしれませんよ?

それでも良いなら、覚悟をつけて行ってらっしゃいませ。

貴方の“悲しみの顔”を見るのも悪くはありませんね___。



☆終わり☆