ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 月と復讐とチャットルーム ( No.6 )
日時: 2011/10/16 13:50
名前: 久蘭 (ID: uWXzIoXb)

やったー!!今日更新できました!!

2.二つの月の再会


URLをクリックすると、とある画面が開いた。


「暗証番号を入力してください」


濃紺の画面に、白い文字が現れる。

「○○月○○日…あの日。」

つぶやきながら、望美は数字を打ち込んだ。


「1」「2」「1」「3」


おそるおそる決定すると、PCがビッ…と鳴った。


「ようこそ」


白い文字が現れる。

++++++++++++++++++++++++++++++++


NEWMOON>来たよ、FULLMOON。


チャットルームには、その言葉だけがあった。

濃紺の画面に、白い文字で…。

「さ…く…や…?」

乾いた声が洩れる。

望美は震える指で、キーボードを叩いた。


FULLMOON>朔矢、いる?


画面に、自分の打った文章が表示される。文章といえるほどでもない、簡潔な文。

(…もう、退室してるんじゃないだろうか。約束の時間まで、あと一分だもの…。)

望美があきらめかけた、その時だった。


NEWMOON>望美?


「朔矢っ…!!」

望美はキーボードをたたいた。


FULLMOON>朔矢なの?


彼とコンタクトするのは久しぶりだ。そう、10年前の、あの日から…。


NEWMOON>うん、そうだよ。君の兄、朔矢だ。


画面に、朔矢の返答が表示された。

++++++++++++++++++++++++++++++++

更新できなくてすいませんでした!!