ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ——…黒い虚空の傷は深く 「オリキャラ終了」 ( No.18 )
日時: 2011/10/14 20:48
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

...5話「それは恐怖」...





「木山さん、落ち着いて」

教師の「松原 一」がもう1人の女教師「木山 蘭子」に言う

「ま、松原先生…」

少し頬が赤く染まる
何故かというと、木山は松原に恋心を抱いているのだ
松原は正確は、正直言って悪いが、容姿だけは、かなり良いのだ
眼鏡をかけており、殆どは頭にのせ、ドラマにでも出そうなそんな格好

「………私、も…帰りたい」
「あたしも…!!」
「僕だって帰りたい!!!」

「鹿乃 愛良」「夏藁 木香」「結城 洋孝」
この3人がふと、そんなことを言い出した

「私、もう耐えられないよ…!!これなら……いっそ死んじゃいたい」
「愛良………なら、一緒に死のう?」
「ちょ、アイ!?コノカ!?何言って…!!」
「彩は、強いから、良いじゃない……私は…鹿乃 愛良は弱いの」
「……あたしも、もう辛いの、こんなの可笑しいよ…」
「アイ、コノカ…アヤ……アヤも弱いよぉ………!!だから」
「バイバイ、彩」

がらり、と戸を開け、2人はベランダへ出た
そして柵を乗り越え……………落ちていった

「だ、だめえええええええええええ…………!!!!!」

悲鳴が、あがった
そして、ぐちゃ、と嫌な音をたて、2人は下へ、落ちていったのだ
その時二つの影がまた、落ちていった
1人は最後にこういった

「こんなこと、無ければ……私は松原先生を…」

そう言って落ちていった

「あ、あ、あ、あ、あ、あ…愛良も、木香も、洋孝も、木山先生も…死んじゃった………」

小雪が身体を震わせ、涙を流しながらつぶやく
誰も、止めることは出来なかった