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第七話

「あんたなんでしょ？　明＿＿＿＿」

南　明。亜麻の弟。私が殺したにも関わらず血が出てこなかった正体不明の者＿＿＿。
「ククク……　何でそう思うの？智世は何も言っていなかっただろ？」

「青ざめた顔にはそう書いてあった。あんたが、あんたが皆に同じ夢を見せた、違う！？」

自宅下の地下に木霊する私の声。明の不気味な笑い顔はいっそう不気味になって＿＿＿＿＿。

「そうだよ　僕がやった」






「どうして！？どうしてそんなことをしたの！？」


「お前の仕事と一緒だよ」






「……え……？」


「お前の仕事と一緒。　僕も依頼されてやっただけ」


私は混乱した。ずっとここに閉じ込めているのにどうして依頼なんか出来る？
ここへ入る為のパスワードだってかけたのに………。


「だ、誰がそんな……」

「フフッ　簡単に言うと思った？僕は甘くないんだよ」


夢のせいで私に大きな課題が出来た。