ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第一章 ハロウィンだ!デス・ゲームだ! ( No.6 )
- 日時: 2011/10/23 06:46
- 名前: ヴェロキア ◆jv3WCqVEM6 (ID: ZKCYjob2)
この村では、もうすぐハロウィンを迎える。村の子供達が仮装して、村の家1軒1軒にお菓子を貰いにいく。もちろんサクラも参加する。
「トリック・オア・トリート!」
その家のおばさんは温かく迎えてくれた。
「アハハハ!!ヴェロニカは魔法使いに仮装したのね!似合ってるわよ!サクラは白雪姫?可愛いわね。シーツをかぶっているオバケに仮装しているのはだあれ?」
その子がシーツをめくる。
「ステイシーね!ハイ、お菓子。」
おばさんは笑いながらカボチャの容器にお菓子を入れてくれた。
サクラ「もうこんなに沢山!あの人優しいなぁ。」
ステイシー「そうだね。次はあの家だね。」
ヴェロニカ「あっ!あの家私が住んでいる家よ!」
サクラ・ステイシー「そうなんだ!」
サクラとステイシーは近くに住んでいるのにもかかわらず、ヴェロニカの家を知らなかったのだ。
ヴェロニカ「ママ!」
サクラ・ステイシー「トリック・オア・トリート!」
ドアが開いた。
ママ「ヴェロニカ!サクラ!ステイシー!来たのね!さぁ、お菓子をたっぷりあげるわよ!」
ヴェロニカのママが、容器に沢山お菓子を入れた後、ウインクしてドアを閉めた。
ママ「じゃあねー。」
3人は、階段を降りていった。
ステイシー「ヴェロニカのお母さん、優しいなぁ。」
サクラ「いいなぁ。」
ヴェロニカ「いいのよ。別にそんな事はないわ。」
〜その頃 リュウの家〜
リュウ「なんだこれは!」
リュウが手紙を読むと、こう書いてあった。
リュウさんへ
あなたを、このデス・ゲームにご招待いたしまぁす。
あなたは、勘がいい事で有名でございますよ!
あなたは、このゲームにぜひぜひ参加することをお勧めしまぁす。
ぜひじゃなく、必ず出てくださいねぇ お待ちしておりまぁす!
じゃあね〜
あっ、でも、ゲームの紹介だけはしますよ〜
このゲームのメインは、人狼VS村側と言うことです。
ゲームの中の役で、人狼が人間を殺します。もちろん、殺された人はそのまま生き返りませんよ。チーンです。
あなたの役は、狂信者、一番いい役ですよー
人狼が誰か分かる時がありますん!
とりあえず、人狼が二人、人間の中に紛れ込んでいますので、それを見つければいいん!逆に人狼側は、人間を全滅させることを目指します。
どうですか?この死と隣り合わせのゲームに、参加しますよね!
集合場所は、今日夜、教会の下です。わあったよんね?手ぶらでいよー
ゲームマスターより。
リュウ「じゃあ、行くしかないよ!」
リュウはこの手紙を隠し、作戦を練った。
リュウ「狂信者は、狼の会話を聞くことができるんだ・・・じゃあ、静かな木の影で聞こうか。」
リュウは、その後もぶつぶつ言っていた。
〜サクラ達〜
サクラ「ガーナ地区、終わったね。」
ヴェロニカ「カボチャの容器が3つあるから、1人1個ね。」
ステイシー「じゃあ、バイバ〜イ。」
ヴェロニカ「うん。あたしも帰る。バイバイ。」
サクラ「うん。バイバーイ。」
サクラ達は、それぞれ家に帰ることにした。
サクラ「ただいま〜。」
リュウ「あ、サクラお帰り。」
リュウは、平常心を保てていた。
リュウ「おなか減ったなー あ、サクラ、一個キャンデーくれない?」
サクラ「ウン、いいよ。」
サクラは絵本を読んでいる。
リュウはキャンデーを食べながら、一冊の本を手にした。
デス・ゲームの攻略と言う本だ。
リュウ「う〜ん、いまいち分からないなぁ。」
もうすぐお母さんが仕事から帰ってくる時間だ。つまり、夕方になる。
デス・ゲームはもうすぐだ。
THE END