ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 密室小学校 ( No.1 )
- 日時: 2011/10/26 22:13
- 名前: うりゅー (ID: Us9jS8ld)
俺は家でずっと家族の帰りを待っていた。
ご飯は棚にあったパンをたべた。
テレビをつけるとちょうどニュースがやっていた。暇なので、みることに。とんでもない内容だった。
「最近、△○市の、神月小学校の近くの路地で、子供が殺害される事件が多くなっております。目撃者によると、犯人は神月小学校に逃げ込んでいる様子でー」プツン
俺はテレビを切った。その瞬間、自宅の電話がなる。父からだ。
なにかわかるかもしれない。受話器をとることにした。
「もしもし?圭哉。父さんだよー!はっはっはっはー」
まったく。人の気も知らないで・・・とにかく場所を聞いておこう。
「父さん、今どこにいるの?」
「ああ、今母さんと唯奈と一緒に近くのすし食べにいってるんだー!いいだろう!車でいかなくてもいいから歩きだ!」
は!?近くのすし屋だと!?しかも歩き!?学校の近くの路地を通るじゃないか!もし3人がニュースの殺人鬼にころされたら・・・
「父さん、お金今いっぱいある!?」
「今日は給料日だったからねーいっぱい!」
「じゃあ、帰りは絶対にタクシーを使ってよ!」
「はーい・・・」
「じゃあね。」
受話器をきった。父さんは最後、お金の無駄というふうに、はーいといっていた。なんだか不安だ。でも、あの3人のことだから帰りは11時を過ぎるだろう。
まだ9時なので早いが、もう寝よう。今日は疲れた。
9月17日 PM11:25 神月小学校 音楽室
「う・・・ここは?・・・」
あたりを見回すと、学校の音楽室のようだ。
あれ?俺以外にも6人いる。だれだ?
「は!?何でこんなとこにいるんだよ!」
「私は・・・寝ていたはずよ・・・」
「いつのまに?」
全員ここにいる意味がわからないようだ。あっ!一人は純平じゃないか!?
「なぁ!お前純平か!?」
「あっ!圭哉!何でここにいるんだよ!?」
やっぱり純平だ。よかった。知ってる人が一人はいたら心強い。
すると、一人のメガネをかけている人が言った。
「とにかく今は何でここにいるか考えるべきだ!全員、今日の最後の記憶を言ってみてはどうだ?僕は宿題をしていたら、急に眠気がして、寝た。」
「私は、寝ていた・・・。」
「俺はゲームをしてたら眠たくなって寝たー!」
「なのは、寝ていたよー」
「僕も、寝てました。」
「お、俺もねてた!」
まさか純平まであのメガネにしたがって意見を言うとは!あ、今の純平で6番目?じゃ、最後は俺?ついに俺の順番がまわってきたようだ。
「俺は寝ていた。」
と、いうことは全員最後の記憶は寝ていた・・・か。
そんなことを考えていると、音楽室のチャイムがなった。
{ピンポンパンポーン}
「「なんだ!?」」
みんな驚いている。そりゃ、仕方がない。俺だって今のだけで結構ビビったぞ。
{不思議な力・・・いや、超能力をもった諸君・・・!!話がある}
チャイムからはそういっていた。
っ!?なに!?ということは、ここにいる全員が、まさか・・・!超能力をもっているのか!?純平もか!?
そんなこと、あるわけが・・・!!