ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 密室小学校 ( No.19 )
日時: 2012/03/08 18:51
名前: うりゅー (ID: eDPPsGjZ)

9月18日 AM8:00 神月小学校 6年3組教室

「よし。時間になったな!」

なんとか、俺たちは校長たちの監視をさけて、ここ。俺と純平の教室までたどり着いて、今、会議をしている。やっぱ、自分の教室はなじんでるし、さっきとかの音楽室とかよりは、かなり落ち着く。
ん?他のやつの視線を感じる・・・

「おいっ!純平!圭哉!あいつ、1組の垣真だろ!?なんで一緒にいるんだ!?しかも、今日のお前ら学校来るのいつもより30分も早くねぇか!?」

そいつは、うちのクラスの友達の、菊池良助だった。いや〜そんなこと聞かれても・・・いろいろと理由があるわけだし?
すんごい言えない・・・

「あのさっ!・・・理由はあるんだけど、言えないんだ!」
「そうそうっ!会議?っていうか・・・」
「「「・・・・・・・・」」」

純平のホォローにより、俺も少し言い訳が続く。でも、なんか・・・これ・・・気まずい空気になってないか?
・・・・・・・・・

「なぁっ!バカ哉!純平!何の話してんだ!?」
「うっ!」
「おい、純平、圭哉。こいつ五年だろ?」
「まぁいいじゃねぇか!深いことは!(汗」

・・・なんだか、ホントにわけのわかんねぇ会話だ。同学年にこんな、「何お前年下と遊んでんだ」とか言う恥ずかしいこと言われたのも初めてだ・・・こういうのって以外に、イヤになってくるもんだな・・・

「おーい!純平!サッカーしようぜ!」
「ゴメン!今日はパス!」
「そっか・・・じゃあ、また明日いような!」
「おう!」

第2の同級生の友達。あいつってこんな早く来てたんだなぁ。いやいや、こんなこと思ってる場合じゃないだろっ!今日はいつも余計のことばかり考えているなぁ。脳の老化か?
いや、さすがにそれは無いだろう。俺はまだ純粋な心の持ち主の6年生だ。

「とにかく、もうゲームは始まっているんだ。これからどうする?」
「おいおいっ!ゲームってなんだよ!俺もやりたい!」
「ごめん良助。定員オーバー」
「どうするって何も・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・

すると、奈乃華がとんでもない発言をする。

「もう単独で探せばいいんじゃない?」

「「「はぁぁぁぁぁぁあぁぁぁああ!!!!???」」」
「その方が・・・いいと思う・・・」
「そうだな。」

おいおい・・・そんなことはないだろう。もし俺が脱落したら・・・
やっべ・・・!ナルシになりかけてた・・・



これが・・・この発言が、俺たちの悪夢の始まり。