ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 密室小学校 ( No.23 )
日時: 2012/03/15 18:30
名前: うりゅー (ID: eDPPsGjZ)

「あいつらだ・・・圭哉」

「なっ・・・なんで分かったんだよ!?」

「ヒントを思い出したんだ。あいつら4人は全員名前がないってな。順に名前を聞いていったら、ちょうどあいつ二人だったんだ。」

純平が具体的に解説する。分かりやすかったので、すぐには理解できた。
でも、これは発想力と記憶、そして運と勘が必要だったんだな。
それにしてもよかった・・・ペアが純平じゃなかったら、いっきに二人見つけるなんてできなかったもんな。あいつ、以外にかなり運はあるんだぜ。

「でもさ、みつけたはみつけたけど、どうしたらいいんだ?」

・・・・・

「確かにそうだよな・・・どうする?圭哉」

純平も知らなかったみたいだ。
本当にどうすんだよ!
このまま何も知らずにじっとしててほかの三人にとられて俺たち死んだらどうすんだよ!
ああ〜・・・おれの寿命が近ずいている・・・

俺の死相がみえる・・・


「ああ〜!!!おとーさーん!!!」

「なんだよ圭哉?大声で叫んで」
「な・・・なんでもねぇよ」

思っていた言葉がつい声に出てしまった。しかも大声で。
ん?あっ!思いついた!

「純平、優太に聞いてみるのはどうだ?あいつなら知ってるかもしれないぞ!」
「確かにな!もう捕獲したっていってたし。よし!トランシーバーかけて聞こうぜ!」

向こうも俺の案に同意してくれた。

「こちらじゅんぺー。優太、きこえるか?」

あれ?どうぞは?

『こちら垣真。聞こえる』

あれ?どうぞは?
二人ともなんで言わないんだろ。

『で、何だ?』
「あのさ、優太もみつけたんだろ?例のあいつ。みつけたらどうしたらいいんだ?」

え!?どうぞは!?

『ああ、それなら簡単だ。そいつのポケットの中の紙をもらえ。それだけだ。それじゃあ』

それだけ言って切ってしまった。しかもどうぞは!?俺のときはさんざん言われたのに!なんで二人ともどうじょうしないんだよ!

「なぁ、どうぞって言わなきゃいけないんだろ。時代遅れだなぁ」

やきもちもあったので少しからかってみた。それにしても、いい気になりすぎたか?
まぁいいじゃないか。ストレス発散(?)だ! いや、そんなことより、俺の頭、どうかしてないか?

「おい圭哉。」
「なんだ?」

たぶん返答だな。「あっ!わすれてた〜!」のよな言葉が返ってくるんじゃないかな?

「いや〜、どうぞはもう古いぞ?バカだろっ(笑」

・・・・・・・・
俺って、時代遅れだなぁ

「えーと、そんなことよりポケットの中だろ?」
「そうだな」

どうぞにこだわりすぎてかんじんな問題を忘れていた。
お詫びとして、まぁ、何のお詫びかわかんないけど、俺が取りに行くか。

「じゃあ、俺がとってくるよ」
「ありがとな」


「なぁ、君たち。」
「ん?なんですか?」
「俺たちに何のよう?」

下級生らしいので、話やすい。後はポケットの中身だ

「ねぇ、ポケットの中の紙くれない?」
「なんでですか?」

・・・怪しまれるぞ。よし、作戦実行だ!

「その紙、誰からもらったの?」
「ああ、落ちてたんだ」
「ぼくもです。」

よしきた!

「あの、それ、実は俺たちが落としたんだ」
「ああ、それなら返しますよ」

よっしゃ!


「お〜い純平!もらったぜ!二枚とも〜!」
「よし!やったな!で、なんて書いてあるんだ?」

え〜っと、

「{この紙をもって、家庭科室にあつまってください。下に、名前を書いてもっていきましょう。しかし、この紙をもっていなければ、家庭科室には入ることはできません。}っだてさ。」
「じゃあ手っ取り早く名前書いて家庭科室いこうぜ」





行く前、家庭科室に行く前、そう。

俺たちは見たんだ。

元の生き残りは4人だけだから、予想はできていた。



あの、裏切りと言う名の光景を-----