ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 密室小学校 ( No.24 )
- 日時: 2012/03/21 18:15
- 名前: うりゅー (ID: eDPPsGjZ)
「あれっ?鉛筆どこだ?」
「昨日の夜のいつの間にかから来てたんだからあるわけねぇよ。教室にある予備用を使おう。」
「そうだな」
名前を書こうと思ったが、純平が鉛筆が無いことにきずいて教室に戻る。
途中に、またほかのセン公に廊下を走って注意された。
ほかにも、友人Aや友人Kなどに、遊ぶのに引き止められた。その中でも酷いときには、そいつらに紙(手に持ってる)のことも聞かれた。
言い訳が、「自画像。」だったのですごくひかれてしまった。
てかコレ、俺って不幸続きじゃねぇかぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁ!
何アホみたいな言い訳してんの?しかも何で自画像なの?
幼稚園児なみのはっそうだぁぁあぁっぁぁぁ!
そんな余計中の余計なことを心の中で叫んでいるうちに、教室にはついた。
「純平、俺、予備用とか持ってきてないからお前の貸してくれ」
「いいぞ。利子3倍な。」
「OK」
どうやって払うんだよ・・・鉛筆3本かな?
そう思っているうちに、純平はもう、自分の名前を書き終わっていた。
まだ数秒、3秒くらいしかたっていないのに!ん?字がすごくきたねぇ!やっぱりこんなことだと思ったよ・・・
あ、そんなことよりも、俺も早く書いておこう。急いで家庭科室にレッツゴーだ!
「純平、書き終わったから早く行こうぜ。」
「そうだな」
俺たちはそのまま、紙を手に握り締めて持ち、廊下を走って真っ先に家庭科室を目指した、と、いいたいところだが、また、セン公に突き止められてしまった。
ついでに、この小説を読んでくれているみんなに教訓だ。絶対守れよ!
「{廊下ははしるな}」
「なに言ってんだ?」
「いや、なんでもない。ただの独り言だよ。」
「そうか。なら行こうぜ。歩いて。」
「うん・・・」
ドンッ!
いたっ!なんで急に止まるんだよ!思いっきり背中にぶつかったじゃねぇか・・・鼻いたい・・・
「おい!圭哉、あれ、翔迩と多茅羽だぞ!どうするんだろうな!」
「ホントだ・・・」
「少し見ようぜ!」
純平の除いている曲がり角の先には、翔迩と奈乃華がいた。みるからには、最後の一人を見つけたようだ。確かに、どうするんだろ・・・
俺も純平と一緒に少しみておこうかな。
「ねぇ、翔くん、どうする?垣真の言ったとうりに実行したら、どっちかが死んじゃうよ。たぶん。」
「えげつのないことを言うなよ。俺、残りたいよ。」
今の翔迩の発言により、奈乃華は考えたような顔をした。
「翔くん、このゲームに勝ち残ったらなにがあるか知ってる?」
「なんだよ?」
「特別な力が手に入るんだって!なんでも願いを叶えるそうだよ。」
「そうなのか!?」
「うん。だからね、なのがこれに勝ち残って、そのときは翔くんを生き返らせるからさ、なのが行っていい?」
「わかった。」
「じゃあ、書くね。{多茅羽 奈乃華}っと・・・それじゃ翔くん、ばいば〜い」
「俺は人目のないところに行ってくるからな!また今度な!」
「うん。」
そう言って、翔迩はこの場を立ち去っていった。
「はぁ、人って騙されやすいな。あんな単純な嘘でも騙すことができたんだし。翔くんがあんなの信じるから悪いんだよ。まぁ、なのが勝ち残ったらいい話なんだけどね。よかった。人間関係の中でも親しいほうで。よし。早く家庭科室いこっ♪」
そのまま、俺たち二人はその場で忽然となって顔を見合わせた。