ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 密室小学校 ( No.26 )
- 日時: 2012/03/29 21:42
- 名前: うりゅー (ID: j66stzOv)
「なんだ?純平」
「どしたの?純君ー」
純平が机をおもいっきり叩いたので、二人はすぐさま対応したかのように反応する。
重要の話だからな。
きっと奈乃華のことを言うんだろう。
「騙されるな。ここに一人、嘘をついてるやつがいるんだ・・・ とにかく、俺の話を聞いてくれ。」
純平は、それを言ったすぐあとに、俺に顔を向けた。
「二人で言う」という表情だったので、俺はうなずいた。
「実はさ、俺たち見たんだよ。その裏切る瞬間をさ・・・」
「あぁ。とんでもなかった。なぁ?多茅羽」
「圭哉、純平。それは事実か?」
「そうだとも。」
二人で言ったのでシンクロが高かったからか、奈乃華は表情をゆがめる。優太も少しビックリしている。
これの後付けに理由とその現場のことを言えばもう、奈乃華も手出しはできない。
「まず、さっきの奈乃華の単独行動と言ったのは嘘だ。本当のことはだな、圭哉。」
おいいいいい!
何で純平「後付けはお前に任せた」って顔してんだぁぁぁ!
ちょっ・・・俺が疑われる!次消されるのは俺になるっ!
まぁいいや・・・
「え〜っと、俺たちは家庭科室に行く前、ちょうどそこには最後の一人をみつけた翔迩と奈乃華がいたんだ。なんか、面白そうだからみていくことになったんだけど、そこで、うん。」
よしっ!このまま純平に話を引き渡すぞ!
「そうだ。うん。さぁ、圭哉。話を続けろ。」
ええええええ!?
そっち行っちゃうのか!?
「とっ・・・とにかく、そこで奈乃華は翔迩を裏切った。嘘をついて、翔迩に動揺させて、ここまで来たんだ。」
これで終わり。
なんか言うのが怖かった。
怖かった。怖かったぁぁぁぁ!
「そうだよ?なのは、翔君を裏切った。それだけだよ?」
うわぁぁぁぁ・・・
「だがな・・・それが本当なら、この後で多茅羽が裏切る可能性がある・・・そうだろ?」
さすが優太・・・
現場確認的なのが早いし、理解するのも早い・・・
「だから多茅羽!俺は今、このステージでお前を落とす!」
おいぃぃぃぃぃぃ!
何言ってんだ!?純平!
お前の頭どうかしてんぞ!大事なネジが抜けてるぞ!?
そんなの言ったって、宣戦布告と一緒じゃねぇかああ!!
「OK。じゃあ、今の純君のセリフ。宣戦布告。敵対したってことで受け取るよ」
「え・・・?今何て・・・?」
「だから、今から純君を敵にしたんだよ?」
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いろいろな事情でこれから、2週間くらい更新ができなくなります!
見てくださっている方(いるのww?)にご迷惑かけますが、すいません!
それと、参照300超えました!ありがとうございます〜
それでは!