ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ココロ 【オリキャラ募集中】 ( No.104 )
日時: 2012/10/13 22:46
名前: 優音 ◆XuYU1tsir. (ID: AKehFwYl)

“ごちゃまぜなんでも大会☆”



「階段上ったのがまずかったかな・・・」


朱亜は首をひねった
手李拏と違い、朱亜は横にあった階段に上ったのだ
すると、どうだろう

行き止まり



「・・意外と隠し扉があったりして・・・?」


クスッとバカらしく笑いながら壁を手の届く範囲でコンコンとノックする
それを続けていると、カンッと音が異なる部分があった


「!何か壊すものは・・」


その音を聞き分け、固いものを探すが何も無い
朱亜はため息をついて元の道へと戻った









「何でもアリだったら壊せば良いのにね」


アリスが言った


「人間はムリでしょう・・」


紫羅季は表情を変えずに言った


「フッフッフ・・・」


彩女が不気味に笑う
そばにいる泡沫が嫌そうな顔をする


「実はあの壁、19回音の異なった部分を叩けば“開”ボタンが出現するんだよ!」
「そんなに気づくわけ無いでしょう!?」


いつもの穏やかな笑みを消し、思わず突っ込んでしまった柩
驚いたのか、桜は目を丸くした


「・・・ぇ?」
「あ」


妙な沈黙が漂った


「おぉーっと!またトラップだ!」
「誰か解説役変わらないか?」


泡沫が牢屋に近づきながら言った
その瞬間、彩女はニコッと笑う
それはそれは、昔から彩女の事を知っている人なら冷や汗を流すもので・・


「泡沫クン、行ってらっしゃい★」
「・・・・はい?」


疑問を口にすると、ちょうど泡沫の下にある床がパコッと開き・・


「え?」
「「「え?」」」


泡沫は下へと墜ちていった


「・・・えぇええぇぇぇぇぇえっ!?」


叫んだのは桜


「え、ちょ・・墜ちたよね!?」
「・・そうですね」
「・・まぁ、人間兵器だから生きてるだろ・・たぶん」
「『たぶん』って何ですか?後、その間は何ですか!?」


桜が綾音と遥に叫ぶ


「さー、泡沫クンには働いてもらうぞー」
「解説役じゃなかったのか・・」


ボソッとニコラスはつぶやいたが、彩女は気にせずにモニターへと向き直った