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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 世界と一緒。 ( No.24 )
- 日時: 2011/12/14 07:12
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
- 参照: 前回更新分は犠牲になったのだ。
【友人検定とかあったら面白いよね】
転入生、という奴が噂の的になるのは、もはやこの世の常識なんだろうか。
そんなことを考えながら、小さくため息を吐いて教室にはいる。クラスメイトの口からは、転入生転入生転入生。面倒だから話振らないでくれたら嬉しいのに。
「あ、おはよう虚木!昨日C組に転入生来たらしいよ」
やっぱり振られた話題にうんざりとしながら、席について、話しかけてきたクラスメイトを見る。僕と世界がつき合ってるのか、と訪ねてきたそいつだった。
名前は…確か、星野終里でほしのおわり…
ぼんやりとそんなことを考えていると、星野は虚木にすてきじょーほー!と言ってから、声のトーンを落とした。
「しかも何かそいつ、暴力事件とストーカーで転校させられたらしいから、ちゃんと世界ちゃん守っとけよ?」
にぃ、と笑った星野に当然、と笑い返す。しかし、そういう情報、どっから集めてるんだよ。
星野は、僕らが付き合ってるって確認とれてから、やたらと世界や僕に構いたがるから、うざったいやら面白いやらで。
いいんだよ、星野みたいに世界と僕の邪魔をしない奴なら。
だから、星野終里…君は僕の、そして世界の友人として
合格。
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