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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 世界と一緒。 ( No.34 )
- 日時: 2011/12/19 07:16
- 名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
- 参照: つまり最近竜胆君が狂ってたので口直しなんだよ。
【竜胆】
「り、んど…、りん、どー…」
夜、宿題をやってたら、泣きながら世界が来た。その腕には、相変わらず僕のあげた人形が抱かれていて。
「こわい、ゆめ…みた…」
ぎゅう、と僕に抱きついた世界に、小さくため息をつく。
いくら僕相手だって、無防備すぎるんじゃない?確かに、そうしてきたのは僕だけど。
「っ…ごめ、ね…りんどー…、なきむし、きらい…だよ、ね…?」
僕のため息と表情に勘違いしたらしい世界が、弱々しげに笑った。
いくらなんでも、鈍すぎるよ、世界。
愛しくて愛しくて仕方がなくて、どうしようもないってのに。
「ばーか。僕は竜胆だよ?嫌いなわけないじゃん」
力強く、世界を抱きしめた。
そうだよ、僕は竜胆なんだ。
*竜胆の花言葉*
『貴方の悲しみに寄り添う』
『悲しんでいるときの貴方が好き』
『淋しい愛情』
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