ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 世界と一緒。 ( No.60 )
日時: 2012/01/11 16:03
名前: 結城柵 ◆ewkY4YXY66 (ID: khvYzXY.)
参照: 短すぎて。

【訪問者 2】

 私が黙ったことをどう思ったのかはわからないけど、彼は、に、と口元を歪めた。
どういう意味を含めて、笑ったんだろう。不安を感じて黙っていると、理くんが口を開いた。
「ねぇ、依代さん。中に入れてくれたら、もっと詳しく教えてあげるよ」

 …本当はだめなんだってことくらい、知ってる。
だけど、私は、扉をあけた。