ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 不幸の手紙 ( No.19 )
日時: 2011/11/28 18:54
名前: 天深 ◆mC9k.RUh6o (ID: 0TKZoCaZ)

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差出人:匿名
日時:午前8時30分
件名:7名でゲームをはじめまぁーす☆ミ

ゲーム参加人数、7人にメールが回りました!!
×ゲームを受ける相手がいなくて少しつまんないかなーと
私は思っちゃったりして!ww

あ、申し送れました
私はこのゲームをうごかしている叫乃といいます☆ミ
よろしくね参加者の皆さん(^^*)

では、まず最初に参加者全員であつまってもらいまぁ〜す♪

↓のURLへ飛んでその地図の場所に行ってね☆ミ

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URLには地図が載っていた。

「叫乃…不気味だよ、名前…」

芭那は少し不安そうにしていた。
それと真逆で春葵はなぜか冷静。

「じゃ、いくぞ」
「あ!?え、ちょ、」

春葵に俺は引っ張られて
芭那は俺の袖を握ってついてきていた。



〜〜〜〜場所にて

「ここのはずだけど。」
「春葵っ!!!おま、ひっぱんなよっ…つか、制服でめだってんじゃねぇか」
「ん?いいんだよ、別に。それより他の四人はまだ?」

きょろきょろしている春葵で
俺も少しきょろきょろすると

「…あ?」

近くにいた男の人と目が合い
はもってしまった。

けどこの顔はどこかで…

…あ!!

「紅!?」
「海人!?」

紅の隣にはもたれて帽子を深くかぶり寝ている人がいた。
紅は中学の時より少し・・・いや、何倍も
かっこよくなっていた。

「海人かっこよくなったな〜」
「お前のほうがなっただろ;」

久々で嬉しく話していると
急に紅の顔から笑みが消えた。

「・・・海人、ごめんな」
「え?…あ…。メール?」
「遅れるやつがお前しかいなくて…巻き込んじまってゴメン」
「…俺が巻き込まれて、しぬ人がいなくなるのならいいんじゃ…ね?」

半分が本音だ。
けど、半分が嘘。

芭那たちをどうしても巻き込みたくなくて—

そう思った瞬間、後ろにずしっとのっかってきた。

「!?!!?」
「海人。俺たちのことは気にするな」

静かにこそっといってきた。

「あ、海人の友達だy…」
「親友っすよ〜」
「・・・彼女、です・・・」

おま、なに恥ずかしいことをいって

と止めかけたけど
やっぱりやめた。

まぁ、今日だけな・・・。


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ねぇ、知ってる?

幸せの後は
不幸がくるんだって—