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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Closed World ( No.4 )
- 日時: 2011/12/05 20:29
- 名前: 魔人 ◆4f8bR1PAyM (ID: TjNkg5uO)
街に、けたたましいサイレンが響く。
それは、今までにきいた事の無い音だった。
『敵襲!敵襲!市民は急いで避難してください!』
敵襲。
今まで、一度でも荒垣 刹那が聞いた事があっただろうか。
「光樹!これヤバいぞ!」
「刹那。まず、逃げよう。」
刹那は、1歳下の少女、月影 光樹と共に家を出た。
『すみやかに避難してください!』
「光樹!急げ!」
2人は走り出す。
街の中心部にある、大きな体育館へ。
だが。
壁の向こうに、何かが見えた。
刹那の目は、それを鮮明にとらえていた。
「・・・・・・!!」
「刹那?」
「逃げろ!あれは・・・・・・人類が敵に回しちゃいけない!」
「何か知ってるの!!?」
刹那は、黙って全力疾走する。
「刹那!?どうしたの!?」
刹那は、無我夢中で走った。
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