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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Euthanasia ( No.4 )
- 日時: 2011/12/14 18:16
- 名前: 通津村 ◆pDcmvMz4L6 (ID: ZbJw.Qsl)
アイスコーヒーは、コーヒーゼリーの上にバニラアイスが乗っていた。
んだが、牧野に教えるうちに溶けてしまい、ただのコーヒーゼリーになってしまった。
とりあえずコーヒーゼリーを口に運び完食。牧野はイチゴパフェが足りなかったのか、物寂しそうにスプーンを口に入れたままぼーっとしていた。
「何とか範囲までいったし、これだけやれば大丈夫だろ」
「ありがとな、鳴海」
どういたしまして、と言いながら荷物を整える。牧野も口からスプーンを出すと大きく背伸びをして荷物を用意する。先ほどと同じように雑に放り込むだけの作業だったが。
雑に入れたせいで変にかさばっている牧野の鞄を見ながらファミレスを出る。牧野はさびーといいながら、赤いチェックのマフラーを付ける。男なのに赤いチェックとは珍しい。俺だったら恥ずかしくてつけれない。
自転車にまたがったときちょうど携帯がなったので、こぎだす牧野を追わず携帯を開く。するとそこには見慣れないアドレスのメール。件名は「人生がつらいあなたへ」と。俺は迷惑メールかよ、と深くため息をついた。
牧野を追いかけよう。そう思い、携帯をポケットにしまう。
と、その時。何か爆発したに近い大きな音が俺の耳に入ってきた。
数メートル先に先ほど目にしたばかりの赤いチェックのマフラーを付けた人が横たわっていた。
「・・・牧野?」
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