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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: colors game ( No.5 )
- 日時: 2011/12/11 15:55
- 名前: 紅 琥珀 (ID: aMCX1RlF)
「それじゃぁ、いくぞ。1、2の3!」
騎士の合図で全員がペンを支えていた指を離した。
コンッ………
一瞬………………本当に一瞬だった。
4本のペン先はきれいに円の中心の真上で当たったのだ。
4人全員がその瞬間をしっかり見ていた。
だが、何もおこらない。何の変化も見られなかった。
「なぁ、今ペン先ちゃんと全部当たったよな?」
「あぁ…………」
「じゃぁ、何で何も変わらないんだよ?騎士。」
「俺に聞くなよ。そもそも、お前本気で信じてたのかよ?」
「やっぱり迷信だったんだろ。ゲームの世界へ行くとかありえないし。
星だけはとてもホッとしたような表情を浮かべていた。
いきなり教室の扉が開いた。
「おいコラ!!何を遊んでいる!?課題は終わったのか!?!?」
先生に怒鳴られ4人はしぶしぶと自分の席に戻った。
このとき誰も気づきはしなかった。
もう、すでにゲームは始まっているということに……………
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