ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Dear. ( No.7 )
日時: 2011/12/15 20:32
名前: ヵほ (ID: SCMOcoS4)

いつまで俺をおちょくれば気が済むんだろうか……
というか遊び半分で勝手に病院に入っていいのか?
いや駄目だよな……

「なぁ、俺そろそろ……」
俺が少女に言いかけた時だった



「亜理紗ちゃん!!」
若い看護師が少女に向かって走ってくる
亜理紗っていうのか……。

「ぁ 看護師さん……」

「勝手に外出しちゃ駄目ってあれ程言ったでしょ?」

「ん〜……ごめんなさい……」

「はぁ……皆心配してたのよ? 一言謝らなきゃだ〜め」

「はぁ〜い……」
俺はそれを見て初めてはっとした。
この少女、本当に病院に通ってたのか

「じゃあ謝りに行ってくるね! お兄ちゃんはここで待ってて!」
少女は走りながら階段を駆け上がって行った。


「ふぅ……ごめんなさいね?」

「ぁ いえ」

「あの子、ここに入院しているの」
気まずくならない為か、看護師さんは話題作りをしてくれた
ま、最悪な話題だったがな。