ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 【ペンは剣よりも強し】 参照100突破!!感謝です!! ( No.17 )
日時: 2012/02/10 23:12
名前: 清村 (ID: vgnz77PS)






エリア5世様は、簡潔に述べるなら、左遷されました
理由は諸説ありますが、なんで知っているか、ですって??
それはまたいつか話しますよ


エリア5世様の本名はエリア=アギンです
歳は…そうですね…人間界で言う、11歳です


「アギン!!アギンはおらぬか!!」


エリア3世様です
本名はエリア=ファラギン
エリア5世様のお爺様です


「な、何?おじいちゃん…」


エリア5世は何故呼ばれたのかは知らなかったが
エリア3世の表情は鬼のような形相をしていた


「なんだこの成績は!!!!!!」


そう言って成績表のような白い髪を地面に叩きつけた


「上級印はまだいいが、中級印も描けぬだと!?」
「そ、それはただ…」
「言い訳などもってのほか!!エリア族の風上にも置けぬ!!すこし頭を冷やして来い!!」
「…え?」
「人間界で我々と同じ力を持つ物が再び現れた」
「…?」
「探してここにつれてくるのじゃ」
「え?は?」
「【エテモ】!!」
「お、おじいちゃ…」


エリア5世は時空間の中に飛ばされた
そこから消えた


、というようにですね
エリア5世様は左遷されたんです





「さ、左遷!?」
「本当ですよ。あ、ここの街に寄りましょう。ちょうどオルデン国との中間地点ですよ」
「…この街に名前はないのか?」
「はい、昔に名前をなくしたようですね。いまじゃ剣奴の巣窟ですから」
「へぇ〜…」
「…」
「…今、何て言った?」
「や、ですから、剣奴の巣窟だって」
「はぁ…なんで先に言ってくれないかな…」
「…」
「しかとかよ」


ヨークと沃哉は荒廃した街に歩いて行った
活気のない剣奴の救う街へ





「おいおいおい…これ、全員人間型ヒューマノイドなのか?」
「えぇ、沃哉が筆人だとバレたら終わりです。皆、殺しにかかってくるでしょう」
「お前涼しい顔してエグいこと言うよな。さっさと引き上げようぜ。あまり戦いたくない」


コソコソと話すヨークと沃哉であった


「おい、筆人のシンタを感じるぞ!!」
「ほんとだ!侵入者!!」


剣奴達が騒ぎ出した


「言わんこっちゃない…走るぞ」
「ここで走り出したら余計怪しまれますよ…ここは平然を装って逃げましょう」
「おいそこの!!!」
「ギクッ!!」
「おいヨーク、ギクッなんて声に出したら墓穴だぞ!!はぁ…」
「さては筆人だな!?おい、筆人がいるぞ!!」


野次馬が集まりだした
ざっと30人ほど集まってきた
みなヒューマノイドの剣奴だった
腕が、指が、各々体の一部が剣になっていた


「ヨーク…いけるか」
「雑魚だから大丈夫ですよ」