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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 始末屋 匳 〜赤い涙〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/01/06 11:29
- 名前: 美亜 ◆qaGOvMmkNg (ID: is8naGvj)
SCENE 1-2
凛花「いらっしゃいませ(^ω^)」
花屋ではこの店の看板娘、瀬川凛花が笑顔で客と対応
けれど、この人も本当は・・・
そう考えていると、凛花と目が合う
凛花は、黙って俺を手で招いた
その顔は、愛想笑いのない真剣な顔
俺は、黙って花屋に入る
客は誰もいない
凛花「仕事熱心なのはいいけど、このごろ毎日じゃない?」
匳「凛花ねーさん・・・俺には、やらなきゃいけないんだ」
匳は、自分の爪を指で触っている。それが癖
凛花「龍哉のことかい?」
匳の動きが止まる
凛花「あの子は、事故。偶々よ」
匳「違う・・・違う!!!」
今まで冷静だった匳は一変し、取り乱している
匳「兄さんは、殺されたんだ・・・RED MOONに!!」
匳の兄、龍哉は始末中に倒れてきた鉄パイプの束に襲われた。
縄で束ねてあった、鉄パイプ。
縄の切れ目には・・・
刀で切られたような、跡
匳「絶対に・・・絶対に仕返ししてやる」
狂ったように、叫ぶ
凛花「・・・仕事は○○ビルの社長、長谷川雄太。無理には、気をつけなよ」
地図の書かれたメモを受け取る
匳「・・・了解」
さぁ、仕事の始まりだ
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