───その後、夜会は強制閉会となり、主催者ファウストの死を持って、今回を最後に皆の元へもう招待状は来ないことを知らせた。 不満の声が上がる中、朱音はまだ目を赤くしていた。 事態を驚き、朱音のもとへ皆がやってくる。「朱音ッ!」 時雨は小刻みに震える朱音を抱きしめた。 マーチと寧々は沙雨の横に立った。「……お悔やみ、申し上げます。我主」「沙雨、お主のせいではない」「分かってる。……分かってるよ、寧々」