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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: EndsStory ( No.7 )
- 日時: 2012/02/10 22:52
- 名前: WhiteTiger (ID: J1W6A8bP)
それから君は 元気が無くなった 私みたいに泣くか愚痴をこぼしてばっかり
1週間くらいすると 君はまた元気になった けど本当は耐えてただけかもしれない
本当は そう 彼が現れる前だって耐えてたのかもしれない
それに比べて弱い弱い自分 愚の骨頂だった ごめんね
〜「夢」をもらった娘は もう1人の娘がいないのを確かめて包みを開けた
青緑の透き通った注射 こんなので人が死ぬのかと呟いた〜
まだ目を開けない君もう開けないかも知れない君1年ぶりに眠ってそれが最後だなんて
やめて心臓だってあげていいのよ
私のせいで君が死ぬなら私を代わりに死なせてよ
〜ドアが開いてもう1人の娘が帰ってきた
「何してるの!?」彼女は叫んだ〜
死のうとしたのは私の方なの 夢を見たかったのは私なの
自分を消してしまいたくなったのは私 「夢」をもらいに行ったのも私そして
止めようとした君の手に 間違って針を刺したのも私・・
ごめんね ごめんね 私はまた泣く こんなに弱虫 私なんかいらない
君に迷惑ばかりかけて だからせめて償わせて 今手術すればきっと間に合う
その時 君は目を開けた 暖かい赤い目
「あなたを身代わりにはしない あなたが自殺したことになるからね」
「でも君を殺して生きていけないよ 君が死んだら私・・」
君はそっと私をとどめた
「私たちの罪は自殺だから」
君は泣いてた「全部思い出したよ・・私のせいであなたは死んだの ごめんね」
心電図が 君の最期を告げた
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