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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: Unhappy warrior ( No.3 )
- 日時: 2012/02/21 20:07
- 名前: 紫陽花 ◆kz7ZmccZWs (ID: 78sNkMqs)
——2.
俺は愛用の銃を手に取ると、外に居る敵に向けて3発撃った。
頭、首、胸を撃ち抜かれ、敵の兵士が3人、永遠の眠りについた。
消音機能付きとは言え、それなりに音はする。
寝台の上で寝ていた猫は起きて伸びをしていた。
俺は玄関の方に向かい、外に出た。
敵1人につき1発、確実に当てていく。
弾が切れたら物陰に隠れ、入れ換え、すぐに撃った。
何時の間にか、飼い猫がすぐ近くに居た。
心配して来たのか、腹が減っているのかは分からない。
「ちょっと待ってろ、終わったらメシやっからよ」
猫に言って、敵をまた一人撃った。
数十分程経ち、辺りは静かになった。敵の気配もしなくなった。
「・・・よし、帰るか。メシにしよう」
猫は嬉しそうに鳴くと、足に擦り寄って来た。
俺達は小屋に帰り、メシを食って寝た。
永遠の眠りについた敵の肉は
明日には綺麗に無くなっているだろう。
森に住むクマやキツネなどが食うからだ。
きっと、明日の朝には
森に、赤く染まり、ボロボロになった軍服を纏った骨が
そこ等じゅうに、転がっているだろう——
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