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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へメッセー ( No.10 )
- 日時: 2012/03/16 18:58
- 名前: 空 (ID: 3M9YBG03)
第4話 〜震災当日 昼〜(前回の続き)
「わぁ…なんか懐かしい…。」
「そう?ちょっと前にも降らなかった?」
話題は雪へと変わる。給食のことなど忘れ、盛り上がる。
「なんかロマンチック。」
「ハ?何言い出すの日和。」
優は首を傾げたが私はうっとりとする。誕生日に雪が降るなんてすてき過ぎる。
「だって誕生日に雪が降るんだよ?すてきじゃん。」
「……(ー_−;)日和ってロマンチストだっけ。」
「いや?でもでも…なんか…この…理解して?」
「いやいやいや理解できないよ。」
…ムゥ。私は頬を膨らませた。なんで理解できないのかな〜。
「…私的には好きじゃないけど。」
「なんで?」
優の言葉に思わず訊いてしまう。
「だって帰りとか大変だし。なんか色々あって疲れるじゃん。」
「……。」
——不吉だなぁ。優はそう呟いた。
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