ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 3.11 その日私は大切なものを失った 震災の方々へメッセー ( No.9 )
日時: 2012/03/16 18:38
名前: 空 (ID: 3M9YBG03)

 第4話 〜震災当日 昼〜

「今日の給食おいしかったね。」

「うん。もうすぐ終業式だからかな?デザートおいしかったっ!」

「ああ、マンゴーゼリー?おいしかったね…。」

私と優は教室で話していた。内容は今日の給食のメニュー。

(ご飯 牛乳 卵そぼろのほうれん草炒め 中華スープ から揚げ マンゴーゼリー)

「嘘つき。優はゼリーそんなに好きじゃないじゃん。」

「ま…まあね。っていうか知ってるんだから私に振らないでよ…。」

優はため息をついた。私はそんな優を見ながら笑いそうになる。

——だってかわいすぎる。(変な意味はなく)

「…?なに?なんかついてる?」

優は口の周りを手でふく。…そんな優もかわいい。(変な意味はなく)

「別に〜^^」

私は優から顔をそらす。そして窓の方を見ると白いモノが見えた。

「…あ。」

「どうしたの?」

「……雪。」

——そう。窓の外には雪が降っていた。


————

一旦切ります。