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Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.272 )
日時: 2009/09/12 19:20
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: CSxMVp1E)

>>270 よかったーーー!

最近いらっしゃらないからどうしたかと思ってましたww

ふたりか。

来ないのはユービィさん(元杉悠さん)でシュね


>>271 大変ですねー

こっちはまだ新型インフル一人も居ないです。


百二十九話  隊長



「でっけぇ・・・」

ダンはあまりの大きさに、思わず声をもらす。

天野も、立ちすくんでいる。

その大きな混沌に住む者は、手には何も持っていない。

混沌にすむものの、標準タイプだと考えりゃ良い。

しかし、標準タイプと違うのは、その巨体、そして頭部についている大きなかぶとだった。

「頭にかぶとなんかつけて、隊長気分か。」

ダンが皮肉って言うと、天野が首を縦に振った。

「ああ、だろうな。こいつが混沌に住むものの隊長ってとこか。」

ダンは、そう真面目に答えが帰ってくるとは思わなかったので、何もいえなくなった。

「まあ、戦うしかないさ。」

天野はそう言って、ダンから受け取ったナイフを構えた。

キラリト光るナイフの刃と、同じ色に光る巨大な混沌に住む者が、かすかに揺れた。

ダンは、その様子を見て、自分もナイフを取り出す。


「ま、そういうことになるか・・・。めんどくせー。」


・・・

タァン!


一瞬の沈黙の後、二人は一斉の混沌に住むもののスへと飛び掛った。