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Re: 小説「第一次宇宙大戦」 ( No.54 )
日時: 2008/04/30 20:29
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: .YzEMtko)
参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!

第三十三話 捕縛



「う・・・」

流丸は、かろうじて残っている意識の中、必死に耐えていた。

視界はかすみ、頭や腹部を、激痛が走る。

動くことなんて、とてもできなかった。

そんな時だ。

突然、流丸の目の前に人が現れた。

本当に突然だった。

何が突然かって・・・

それはジャングルの土の中から、飛び出してきたのだ。

土が、そいつの隣に山のように積まれている。

「・・・おまえは?」

顔にかかった土を払って、流丸が何とか顔を上げる。

ヌンチャクを持って、一人の男だった。

顔には仮面をつけている。

その仮面で、少なくともその男が何なのか流丸には分かった。

「9・・・デファー・・・ガ・・・」

そこで、流丸は気を失ってしまった。

「ふん。おろかな・・・。ナラリアにやられたか。」

彼・・・ミンチゴドンは鼻で笑うと、流丸を背負う。

そして、再び土の中へと消えた。