ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.13 )
日時: 2008/04/28 19:53
名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』  】                  ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします

  +9日目+

今日は殴られることはなかった。
そりゃ、毎日殴ってたら飽きるだろう……と、自分で勝手に納得する。
僕は今日一日、ずっと彼女、ユイのことを考えていた。
僕とマトモに話をしてくれた人は、いつ以来なのかわからない。
僕自身、他人を寄せ付けないようなオーラを出していたのかもしれないけど。
ホームルーム終了と同時に、教室をすぐに出る。
こんな場所に一秒たりとも余分に居たくなかった。

机の上に鞄を投げ出して、PCの電源を付ける。
そう言えば、最近これ以外に手を付けていないような気がする。
学校の勉強もしないと、少しまずいんだけど……
頭から邪念?を振り払った。
今日は、荒らしはいないようだった。
どこかを荒らした形跡もない。

「やっといなくなったか……」

ひとまず安心する。
一応、他の人の小説を見て回った。
コメをしながら、荒らしがなかったかどうか確認していく。
やはりなかった。

「あれだけ意気込んでたのに……」

まあ、いないのが一番だ。
何となく、管理人連絡スレを開いてみる。
すると、そこには管理人からの返信があった。

————————————————————————————————————————
   Re:荒らし通報・削除依頼スレッド
  名前:管理人◆Un/eEnbPWg

   通報ありがとうございます。

  ご利用者様が反応する限り、荒らしは次から次へと沸いてでます。
  とるにたらない荒らしならなおさら、放置が一番重要かつ最も有効です。

  日が浅い当サイトは、ご利用者様全体にスルーする文化がまだ定着していません。
  「荒らされない空間づくり」ではなく「荒らしても反応がないのでつまらない空間」作りを長い目で育てていきます。
  携帯でのご利用や基本的に書き込みをしない閲覧だけのご利用者様も多いので、
  いつかは来る荒らし記事削除日を信じて、普段どおり振舞ってくださると幸いです。

  また、通報のあったスレッドは削除いたしました。

————————————————————————————————————————

ようやく管理人が動いてくれたようだった。
これで一安心だ。

しかし、その下に、続きはあった。
それは……

————————————————————————————————————————
   Re:荒らし通報・削除依頼スレッド
  名前:にひひ

   管理人様、すみませんでした!
   もうしませんぜったしません。
   俺が間違っていました!
   むしゃくしゃしてたんです!
   まじでこの通りです!
   すみませんでした!
   だからアク禁解除してください!
   お願いします!!!

————————————————————————————————————————

「ふざけんなよ……」

他人をさんざんバカにしておいて……
自分勝手なやつが……ピンチになったからってぺこぺこして……
それで許されるのかよ……無かったことにできるのかよ!

声は出さずとも、僕は心の中で叫んだ。


————————————————————————————————————————
   Re:荒らし通報・削除依頼スレッド
  名前:管理人◆Un/eEnbPWg

   荒らした理由は一切考慮しませんし配慮しません。
   管理人は貴方の理由に目を通しませんとのことです。

   ・反省しているのか
   ・今後二度としないと約束できるのか

   上の2点をお約束くだされば、解除しますとのことです。

————————————————————————————————————————

その後の返信はまだないが……

こいつが……こいつがまた戻ってくるなんて……
僕らの中に混じって何事も無かったかのように過ごしていくなんて……
そんなの納得できない!

……それでも、管理人の言うことは絶対だ。
そうでなければ、この掲示板は成立しない。

僕はキーボードを叩く。

————————————————————————————————————————   
   Re:荒らし通報・削除依頼スレッド
  名前:TIL◆LIrXODpGRg

   横入り失礼します。
   僕はにひひが許せません。
   アク禁解除にも反対です!

————————————————————————————————————————

打ち込んで、送信ボタンを……

「……」

押さずに、戻るボタンを押した。
僕が何を言ったところで、何かが変わるわけじゃない。
それに、僕は干渉しなかったから、何の関わりもないのだ。
悔しいけど、経過を見守ることしかできない。

すべてが無抵抗である川に流されながら……