ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 改訂版、(コメは禁止っす……) ( No.60 )
- 日時: 2008/04/29 06:27
- 名前: НΙММЁL ◆MEER.m/asI (ID: Wl8kRSYB)
- 参照: 電脳空間に閉じ込められた彼らは脱出できるのか……?【 『REGAINⅩ』 】 ____________『 Turns 』〜小説掲示板物語〜 もよろしくお願いします
+33日目+
さすがに2日も無断欠席するわけにはいかなかった。
僕は沈んだ気分のまま、おずおずと学校へ向かう。
気持ちはどんよりと曇り、自分で確認することもままならない。
心の闇はとても深く、そして濃かった。
僕は机にへたり込みながら、どこを見るでもなくぼんやりとする。
「おい、お前どうしたんだ?」
そんな僕を心配してか、宏喜が控えめに話しかけてきた。
そう言えば、宏喜とは仲直りしたんだっけか……
もうそんなことも忘れていた。というかどうでもよかった。
「おいおい……大丈夫か?」
宏喜が僕の目の前で手をヒラヒラをさせる。
僕はそれを手で払いのけた。
「のおっ!マジでか……」
宏喜はびっくりした様子でおどけて見せた。
僕はそれをチラリと横見して、また視線を逸らす。
「おい、何か悩んでるんだろ。俺でよかったら相談に乗るぜ?」
それに対して、僕はひと言……
「君が僕に関わることが悩みだ」
「……」
宏喜の顔を見ていないから、どんな顔をしているのかはわからないが、驚いていることだけは確かだった。
もしかしたら殴られるかもしれない。というか普通なら殴られるだろう。
だが……
「あ、ああ……そっか。んじゃ、俺はあっちに行っておくな?」
宏喜は小さくそういって僕から離れていった。
少し酷い言い方だったかもしれない。
僕はこんな風にやられるよりも、殴ってくれたほうがましだった。
……いや、僕は殴って欲しかったのかもしれない。
誰かに手を差し伸べて欲しかったのかも……。
PCの前で頬杖をついてぼんやりとする僕。
カーテンが閉められた部屋の中で、PCのモニターだけが強く光を発し、
かすかに部屋の輪郭をぼんやりと照らし出している。
それが何か幻想的で、僕の意識を果てしなく広がらせてくれるようで……
そこで、僕は我に返った。
何か危ないところに行きそうだったような気もする……
僕は頭を振って、幻想から抜け出した。
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜
名前:ミノ◆durj42k
なんか、寂しいです。
早く帰ってきてほしいものです。
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜
名前:焔 白牙◆tr.t4dJfuU
そうですね……。
それほど彼の存在って大きかったってことなのかな?
いずれにしても、帰ってきて欲しい。
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜
名前:レナ◆6GuKmWraSc
うんうん!
TILさ〜ん見てるならなら返事はなくていいけど
私は大切な友達を失って荒しをとても後悔している
それはTILさんの事です
私は今言いたい事がたくさんある
謝罪でもなくお礼でもなく怒りでもない
ただ一言いいたい
でもその言葉がわからない 言いたくても言えない
それだけです
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……。
言いたい言葉がわからない、か……。
まだ自分の答えを見つけられていないのかな、レナは。
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Re:FΟЯЕVЕR『ΙЛΜЕ』〜俺に出来る最善のことを〜
名前:ミノ◆durj42k
言いたくても言えない苦しさは、その人にしか分からない。
て、マンガに載ってました^^
でも、いまはその言葉が分からないのなら、
今すぐってわけじゃなく、ゆっくり考えていけばいいと思います。
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そう、ゆっくりと考えていけばいい。そうすることで、より正確な道を見分けることが出来るはずだから。
だから、まだ僕は戻らないよ。
現実で答えを見つけるまでは……。
だから、僕も頑張るから……レナも頑張れ。
僕は届くはずの無い願いを込めながら、PCの電源を落とした。