ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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漆黒の闇の剣〜欲望に流されるまま操られる〜
日時: 2009/08/02 15:18
名前: あおぞら ◆F8RktsUW.I (ID: WV0XJvB9)

はーい、今回はちょっと怖い系にしてみました

プロローグ

この世界は3つの剣で成り立っています…。
1つ目は命と時間の剣…

すべての命と時代を生み出した剣です…

2つ目は天候と季節の剣

たくさんの季節と天気を作った剣です…

そして3つ目は…





人々に欲望や黒の歴史を生み出した剣です…

その内の2つ命の剣と天候の剣は地中深くに眠っていますが…

しかし欲望の剣は未だどこかにあるのです…。

それは剣をモチーフにしたブローチや剣等々…

これはその欲望の剣に魅入られた哀れな人達の話です…。

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Re: 漆黒の闇の剣〜欲望に流されるまま操られる〜 ( No.4 )
日時: 2009/08/03 16:27
名前: あおぞら ◆F8RktsUW.I (ID: WV0XJvB9)

あの日から兄ちゃんが少し変な感じがあった…

学校ふけるのは前々からあったことだけどそれが激しくなった…。

クラスの女子にその事を話してみた…

ペンケースのことも…

「えっ…それって…もしかして…。」

あたしは最悪の確率も想像していた…

当たらないで欲しいと思った…

「呪いの剣じゃないの…?」

当たってしまった…

ブローチじゃないから大丈夫だよね…

そう思っていたのに…

別の女子が言う…。

「え?でもブローチじゃないの?それ?」

「いやね…、これチャットで聞いたことだけど剣をあしらっているのならなんでも良いらしいよ…。」

女子達が騒ぐ…



でもあたしはそんな騒ぎは何処までも遠く感じれた…


兄ちゃんが…呪われる…


そんな事実の方がよっぽど重く感じれた…

Re: 漆黒の闇の剣〜欲望に流されるまま操られる〜 ( No.5 )
日時: 2009/08/05 11:26
名前: あおぞら ◆F8RktsUW.I (ID: WV0XJvB9)

兄ちゃんが家にいない状態が長く続くようになった…。

母さん達は【学校に行かなくなっても良いだから戻って欲しい…あの頃に…】

そういっていたけど

もう…、戻れないんだよ…?


あ の こ ろ に は …

Re: 漆黒の闇の剣〜欲望に流されるまま操られる〜 ( No.6 )
日時: 2009/08/06 17:18
名前: あおぞら ◆F8RktsUW.I (ID: WV0XJvB9)

あたしは兄ちゃんが寝ている間に部屋にこっそり入った…

う゛…酒臭い…

でも…戻るよね…

あのペンケースをぶっ壊せば…

ゆっくりゆっくり無造作にある物の中1つだけ丁寧に扱われているペンケースを見つける…。



あった…

あたしは持っていた金槌で振り下ろす!!

壊れる…!!

そう思っていた



けど…

突然の光りにあたしは包まれた…。

Re: 漆黒の闇の剣〜欲望に流されるまま操られる〜 ( No.7 )
日時: 2009/08/07 09:53
名前: あおぞら ◆F8RktsUW.I (ID: WV0XJvB9)

光りの中で気がつくとあたしと倒れているにいちゃんと

紫水晶が付いているあの剣だった…

…少女よ…汝は望むか…?汝の兄を取り戻す事を…。

当たり前だ…そう思った時…

…しかしそう思っていても無理なんだよ…もはや汝の兄は我の忠実な下部なのだからな…

嘘だ…

…嘘ではない…証拠として…汝の兄で汝を斬ってやろうか…?

嫌だ嫌だ…そんな言葉が頭の中をよぎる…


…しかし…我を破壊しようとした行為の処罰を与えないとな…やれ…

兄ちゃんはあたしに近づいていく…

兄ちゃんのほおには涙が伝っていた…

ご…め……ん…な…俺も…すぐ…い…く…

ザグッ

あたしはその声と鈍い音を最後に意識を失った…。

Re: 漆黒の闇の剣〜欲望に流されるまま操られる〜 ( No.8 )
日時: 2009/09/01 14:59
名前: あおぞら ◆F8RktsUW.I (ID: WV0XJvB9)
参照: 二次元で世界樹の迷宮Ⅱ〜目指せ!天空の城!〜を書いてるよー。見に来てくださいm(−−)m

桜街林病院にて……

あたしが目を覚ますとそこは病院の入院室だった。

「あぁ! 鈴香! 目を覚ましたのね!?」

一体ここは……?
あたしはゆっくりと辺りを見回した……。

「落ち着いてください、お母さん。一週間も意識を失っててようやく目を覚ました事で喜ぶのは分かりますが、ここは病院です」

看護婦さんが優しく告げた。

あたしは何で今生きているのかを考えていた時衝撃的な言葉が聞こえた。

「退院したらお父さんと家族みんなでお祝いしようね」

…………え?
あたしの記憶が間違っていなければあたしにはお兄ちゃんが居たはず……。
そう思った瞬間あたしが入院するまでの経緯を思い出した……。
そして、兄ちゃんはもう何処にもいない……。

あの紫の剣に操られたままあたし達のいる場所から消えていった……

存在ごと……


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