ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

×嘘つきの印×
日時: 2009/08/21 21:56
名前: 心音 (ID: gdK5hR0W)

皆さん、こんにちは!

「嘘は、駄目でしょう?」を書いている心音です。
前にも「嘘つきの印」を書いていたんですが、ロック
して、立て直すことにしました。
少し新しくした、「嘘つきの印」です。
読んでくれると嬉しいです!
コメントくれると、超うれしいです!!

【登場人物①】

『イヴェット・リテ・ベアトリス』

15歳。長い金髪に、青い瞳。右目に眼帯。
本名で呼ばれることが大嫌い!
両親は、病気で他界。(10歳のとき)

『アレン』

15歳。茶髪に、緑の瞳。
「真兎」のメンバー。
過去の記憶が、あまりない。

【お客さま 現在01名】

冬宮準様



第00話>>1
第01話>>4
第02話>>5
第03話>>8

Page:1 2



Re: ×嘘つきの印× ( No.1 )
日時: 2009/08/18 19:47
名前: 心音 (ID: DXj3gHSB)

【第00話】

 今から、何年も前の話。

 小さな村に、ある少年がいました。
 その少年はイタズラで、嘘をついてしまいます。
 その嘘は、村の人々を本当に困らせました。
 そして、村の人々は怒ってしまいました。

 そのとき。
 少年に与えられた罰は、残酷なものでした。
 
 『声が枯れるまで謝れ。背中には嘘つきの印を
  つけてやろう。・・・一生消えない印を!』

Re: ×嘘つきの印× ( No.2 )
日時: 2009/08/18 19:48
名前: 冬宮準 (ID: 8Tlqu13n)

嘘つきの印…何なんでしょうか!

Re: ×嘘つきの印× ( No.3 )
日時: 2009/08/18 19:50
名前: 心音 (ID: DXj3gHSB)

冬宮準様!

コメントありがとうございます!!
嘘つきの印・・・
いつか、分かります!!(笑)

Re: ×嘘つきの印× ( No.4 )
日時: 2009/08/18 20:15
名前: 心音 (ID: DXj3gHSB)

【第01話 はじまりの唄】

薄暗い道。誰もいない道。私だけの道。
私は1人でこの道を歩く。早足で歩く。
・・・だって怖いし。幽霊でそうだし!
手に持つ紙袋が落ちそうになる。

「・・・っはぁ・・・っはぁ・・・!」

いつの間にか、走っていた。
家までの道は長い。いや、長すぎる!
風が吹いて、私の長い金髪がなびく。

「・・・ねぇ。君の名前、何ていうの?」
「ひゃあ!!」

突然、声をかけられた。建物の影から。
変な声が出て、恥ずかしい。
影から出てきたのは・・・少年だった。
見た目は、私と同い年くらいだろう。

「あはは。ごめんね?驚いたよね。で、名前は?」
「・・・イ・・・イヴ。イヴっていうの」
「ふぅん。イヴ?それ、本名?」

何だ、この少年は。どうして本名じゃないことがバレたのだろう?勘が鋭い・・・とか?

「本名は・・・イヴェット・・・」
「イヴェット、か。じゃ、よろしくね。イヴェット」
「あの!私のことは、イヴって呼んで!お願い!」
「うん。了解、了解!本名は、嫌いなんだよね?」

・・・え?どうして、それを知っているの?!
初めて会った人なのに・・・!!
コイツ、何者なの?

「・・・貴方の名前は?」
「俺?俺の名前は、アレン!」

・・・アレン。貴方は何者ですか?

Re: ×嘘つきの印× ( No.5 )
日時: 2009/08/18 20:26
名前: 心音 (ID: DXj3gHSB)

【第02話 少年】

初対面なのに、いろいろ知ってる。
謎だ、このアレン、ていう人は。

「アレン君?私に何か・・・用事?」
「そうそう!忘れてた!イヴェ・・・じゃなくて。
 イヴに警告しに来たんだよね〜」
「・・・警告?何の?」

アレンは、ニヤ、と笑うと静かに告げた。

「君が、10歳からお世話になっている、トリシャお
 ばさんは、イヴェット・リテ・ベアトリスを殺すだ
 ろうね。・・・これは警告だ」
「・・・なッ!何言ってるの?!」

アレンは何を言っているの?
どうして私の本名を知っているの?
トリシャおばさんが私を殺す?・・・ありえない!!
トリシャおばさんは、私の命の恩人。
両親が病気で他界して、孤独になった私を救ってくれたのだ!!私を殺すなんて、ありえない!

「・・・以上。俺からの警告・・・いや、俺からの
 じゃないな。真兎からの警告だ」

真兎(しんと)・・・・?
気がついたら、アレンはいなくなっていた。


Page:1 2