ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Voce−僕らの物語−
- 日時: 2009/08/25 10:57
- 名前: 黒月*綺空 ◆UvyP8R2qR2 (ID: 39gb1XuH)
■挨拶
こんにちは^^
普段は二次小説掲示板に出没している者ですw
今回もまたまたダークシリアスに挑戦したいと思います><
相変わらず、誤字脱字は勿論、描写も下手ですが応援よろしくお願いします^^
■目次
- Re: Voce−暗闇夢想曲− ( No.2 )
- 日時: 2009/08/24 08:57
- 名前: 黒月*綺空 ◆UvyP8R2qR2 (ID: 39gb1XuH)
■プロローグ
——薄汚れた地下牢の世界。
僕はあの日まで、ここの世界しか見ることもできなかった。外の世界のことも知らないし、地下牢には主人[マスター]とアイツしかこないから。
「……お前は自由が欲しいか?」
「じゆ、う? 何……それ」
目の前にいるのは僕を殺そうと、地下牢に潜入してきた同い年くらいの少年。
明らかに自分の身長より大きな鎌を持っていて、それを僕に向けている。
「自由というのはなんからも縛られない。お前が主人と忠誠を誓っている奴からも。勿論、この俺からも」
少年はそう言ってクスリと笑って、僕に向かって手を差し伸べた。
「じゆ……なら、僕はここから……でれ?」
「自由ならお前の好きなようにしていい。ここからも出れる」
「……でも、キミ……は、僕をころそ……」
「別に俺はいい。それに俺は——」
「?」
「お前を守りたい、そう思った」
僕はこの少年の言葉に涙が溢れだしてきた。
僕は震える手で少年の手を取り、こう言った。
「自由が、いい」
- Re: Voce−暗闇夢想曲− ( No.3 )
- 日時: 2009/08/24 09:24
- 名前: 黒月*綺空 ◆UvyP8R2qR2 (ID: 39gb1XuH)
■登場人物
ミユ Miyu
・主人公の男の子。
・14歳の中学2年生。
- Re: Voce−暗闇夢想曲− ( No.4 )
- 日時: 2009/08/24 09:35
- 名前: 黒月*綺空 ◆UvyP8R2qR2 (ID: 39gb1XuH)
■登場人物
ミユ Miyu
・主人公の男の子。
・14歳の中学2年生。
・幼い頃の記憶が欠けていて気が付いたら主人と呼ばれる人物のもとにいた。
・主人のところにいたときは感情を一切失ったまるで人形のような性格だったが、アルに救われてからは感情を取り戻し、明るくなっていった。
・成績は常に1位、運動神経もいいのだが、授業中はダルイといってまじめにやらない。
・容姿は焦げ茶色の髪に水色の瞳。
- Re: Voce−僕らの物語− ( No.5 )
- 日時: 2009/08/25 10:58
- 名前: 黒月*綺空 ◆UvyP8R2qR2 (ID: 39gb1XuH)
■主人公紹介
ミユ Miyu
「……僕のせいでみんなが……」
・主人公の男の子。
・14歳の中学2年生。
・幼い頃の記憶が欠けていて気が付いたら主人と呼ばれる人物のもとにいた。
・主人のところにいたときは感情を一切失ったまるで人形のような性格だったが、アルに救われてからは感情を取り戻し、明るくなっていった。
・成績は常に1位、運動神経もいいのだが、授業中はダルイといってまじめにやらない。
・容姿は焦げ茶色の髪に水色の瞳。
・首筋には不思議な紋章がある。
- Re: Voce−僕らの物語− ( No.6 )
- 日時: 2009/08/25 11:06
- 名前: 黒月*綺空 ◆UvyP8R2qR2 (ID: 39gb1XuH)
■序章
——薄汚れた地下牢の世界。暗くて静かで光のない、闇に包まれた世界。それが僕の世界だった。
僕はあの日まで、この世界しか見ることもできなかった。だから当然、外の世界のことも知らないし、ここには主人[マスター]と使用人しかこない。
そんなある日のこと。
突然の騒音とともに地下室に1人の人間が来た。
「だ……れ」
震える声でそう問いかける僕。
「アル。そしてお前を殺そうとする者」
目の前にいるのは僕を殺そうと、地下牢に潜入してきた同い年くらいの少年——アル。
明らかに自分の身長より大きな鎌を持っていて、それを僕に向けている。
「
「自由というのはなんからも縛られない。お前が主人と忠誠を誓っている奴からも。勿論、この俺からも」
少年はそう言ってクスリと笑って、僕に向かって手を差し伸べた。
「じゆ……なら、僕はここから……でれ?」
「自由ならお前の好きなようにしていい。ここからも出れる」
「……でも、キミ……は、僕をころそ……」
「別に俺はいい。それに俺は——」
「?」
「お前を守りたい、そう思った」
僕はこの少年の言葉に涙が溢れだしてきた。
僕は震える手で少年の手を取り、こう言った。
「自由が、いい」