ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 『私たち』がいない世界
- 日時: 2009/08/24 19:34
- 名前: コウ ◆Wjz1zGP/mU (ID: GedK8Jh6)
皆さん、初めまして。コウ(♀)です。
初めてのシリアス・ダーク小説です!
誤字・脱字していたら、ごめんなさい<(_ _)>
読んでくれると嬉しいです!
コメントも嬉しいです!!
【主な登場人物①】
『佐倉 柚子』 サクラ ユズ
この物語の主人公。15歳。日本人。
「人間」の生き残り。「桜華」のメンバー。
『エドワード』
15歳。イギリス人。茶髪に緑の瞳。
「人間」の生き残り。「桜華」のメンバー。
プロローグ>>1
第1話>>2
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- Re: 『私たち』がいない世界 ( No.1 )
- 日時: 2009/08/24 18:45
- 名前: コウ ◆Wjz1zGP/mU (ID: GedK8Jh6)
【プロローグ】
2318年の地球の物語。
魔術師は人間ではありません。悪魔は問題外。
幽霊・お化けの存在は認めません。
以上の者と宇宙から来た生物は、地球に入る
ことは許されません。立ち入り不可能です。
地球は、私たち、「人間」のものです。
・・・なんていうのは、昔の話。
今、この地球は・・・
「人間」が絶滅する寸前です。
- Re: 『私たち』がいない世界 ( No.2 )
- 日時: 2009/08/24 19:31
- 名前: コウ ◆Wjz1zGP/mU (ID: GedK8Jh6)
【第1話 地球】
「おい、柚子。聞いてるのか?」
夕日に照らされた、茶髪の少年。
見た目は可愛い顔をしていて、小さな子供を思わせるのだが、性格は全く可愛くないヤツ。
少年はガラクタになっているビルを破片を蹴る。
「聞いてるから、怒らないでね。エドワード」
「それが話を聞く態度か?・・・柚子!」
少年の怒声が響く。この少年は短気なのだ。
一方、少年の近くで毛布を敷いて、寝転がっている
少女はこの少年の扱い方を十分知っている。
「よく聞けよ。最後のチャンスだぞ。柚子」
柚子、と呼ばれた少女はゆっくり起き上がった。
肩より少し長い髪に、黒い瞳。・・・日本人だ。
「佐倉 柚子」。これが少女の名前。
・・・人間の生き残りだ。
「分かってるよ。『晩御飯を食べたら、すぐ体勢に入 れるように!』でしょ?・・・ね?エドワード?」
エドワード、と呼ばれた少年は「畜生」というような顔で柚子の顔を見た。
エドワードはイギリス人。そして、人間の生き残り。
「馬鹿だよね。もっと護りを強くしていれば、私たち
人間はもっと生きていたのに・・・・」
「仕方ないだろ。あっちのほうが、強いんだ」
2318年の春。
宇宙には色んな生命体がいることを発見。
「魔術師」「悪魔」・・・他にも、もっといる。
2318年、5月。
「魔術師」が地球に侵入。人間は虐殺される。
7月には、人口が千人になってしまった。
2318年、8月。
人間は地球が人間のものであることを証明。
宇宙の生命体が地球に入ることを禁じた。
2318年、10月。
禁じたのにも関わらず、地球に侵入。
人間は、絶滅危惧種になってしまった。
そして今。2320年。
人間は宇宙の生命体と交渉している。
その交渉する人間のことを「桜華(おうか)」と言う。
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